2024年春季リーグ戦を終えて

2024年男子春季リーグ戦 雑感(OBの目)

 

男子は昨年秋に5部に昇格。2024年春季リーグ戦はAグループで戦いました。対戦チームは、東京工業大学、東京農業大学、芝浦工業大学、帝京大学、獨協大学の5校です。対戦結果は次の通り3勝2敗の4位でした。

vs 東京農業大学 勝 2:1(17:25、25:19、26:24)

vs 帝京大学 負 0:2(13:25、6:25)

vs 芝浦工業大学 勝 2:1(17:25、25:23、25:21)

vs 東京工業大学 勝 2:1(22:25、25:22、25:19)

vs 獨協大学 負 0:2(20:25、21:25)

全勝のいない混戦模様で、抜きん出たチームがなかっただけに都立大にも優勝のチャンスは十分にあったリーグ戦でした。初戦の東京農業大学戦をジュースの末フルセットで勝ち抜いた直後の帝京大学戦で疲れが残っていた試合順の不運に加え、3戦目以降、正セッターを怪我で欠き、不慣れなフォーメーションを強いられたことで、選手自身も心残りのあるリーグ戦ではなかったかと思います。

それでもいたるところに明るい材料が見えたリーグ戦でもありました。

(1)攻めるサーブ

近代バレーはサーブがカギ。比較的ミスが少なく、効果的なサーブが多かった。

(2)粘り強いレシーブ

5部はレシーブの良いチームが多かったが、それに負けないレシーブ力を発揮した。

(3)多くの新入部員

プレーヤーとして11名、マネージャーに5名が入部。

リーグ戦にも出場したフレッシで有望なルーキーたちの写真と名前をご紹介します。

 

 

一方で課題も垣間見えました。

(1)不安定なサーブレシーブ

正セッターを欠いただけに丁寧なサーブレシーブが必要だった。このためセンターからの速攻が活かせず、攻撃が単調になった。

(2)不安定な2段トス

レシーブが乱れても2段トスでカバーすれば立て直せる。練習の割には安易なアンダートスが多すぎた。ドリブルを恐れるあまりだろうが、素早くボール下に入るオーバーハンドの練習を基本から見直すべきだろう。

(3)弱いブロック

最終戦はやや改善したが、効果的なブロックが少ない。相手にプレッシャーを与えるブロックを固め、レシーブ陣が拾って切り返せるフォーメーションを工夫して欲しい。

 

課題のコメントが多くなってしまいましたが、後半3試合を観戦して感じたのは次が楽しみなチームだということ。有望な部員をたくさん抱える30名以上の大所帯ですが、お互いにレベルを向上させ、切磋琢磨した結果を秋季リーグ戦でみせてくれることを期待しています。

 

取材不足で、今回は昨年のような詳細レポートをお届けできませんでした。申し訳ありません。

現役部員のInstagramでも熱戦の写真や戦績、練習の様子が掲載されています。そちらもぜひご覧ください。URLは次の通りです。

https://www.instagram.com/tmu_volleyball/

 

(文責;佐藤恒夫 21期)