今年も暑い日が続きます。大学時代、7月の熱いイベントといえば大阪府立大学との定期戦、府大戦でした。
現在は大阪公立大学定期戦として「阪公戦」と呼ばれています。
7月6日、大阪公立大学中百舌鳥キャンパスで行われた定期戦の応援に行って参りました。試合の結果を交えて様子をご報告いたします。
試合前日に大阪入る2泊3日の日程でしたが、関西地方連日の猛暑に辟易の毎日でした。試合当日も気温35℃を超える猛暑。南海高野線白鷺駅を降りて大学まで15分足らず。中百舌鳥キャンパスの門柱にはまだ「大阪府立大学」の名称が残っていました。片側の門柱には「大阪公立大学」の文字。
たどり着いた体育館の中は開会式が終わった直後の人いきれで、さらに熱くなっていました。
東京からはTMUバレーボール部同窓会会長の松嶋さん、そして地元兵庫県三田市から末松秀男さん(32期)が奥さまと一緒に応援に駆けつけてくれました。男子の試合は午前11過ぎから、女子の試合は午後3時から行われました。
現役のInstagramなどですでにご承知の方もいらっしゃると思いますが、ポイント戦の結果は男子が1:2の惜敗、女子は2:0で勝ちました。
男子は昨年、一昨年と連勝しており、今年は3連覇の期待がかかりまました。例年ポイント戦は5セットマッチで行われていますが、今年は3セットマッチとの申し合わせで、アウエーでスロースターターの都立大学にはやや不利な条件だったかもしれません。その一方、大阪公立大は市立大のバレー部メンバーが加わり、昨年より部員数も多くなり大型化。高い打点から力強いスパイクをたたき込む攻撃型のチームに生まれ変わっていました。
【試合経過】
1セット目は序盤から先行されて苦しい闘い。再三サーブレシーブが乱れてサイドからのスパイクが決まらない。点差を詰め切れずに19:25で落とした。2セット目は逆にサーブで優位に立ち、左右からのオープンスパイクがよく決まり、25:14で取り返す。ようやく本来の力が戻ってきて、勝負の3セット目。序盤はブロックが決まりリードするが、相手は打点の高いスパイクをくり出し、力と力の競り合いが続く。点差は拮抗。終盤センタークイック、サービスエースで先に20点台に乗せ、粘りのレシーブから一気に押し切れる流れだったが、汗でボールが滑る不運なダブルコンタクト。これで張り詰めていたものが崩れたか、相手スパイクを止められず、ずるずると失点を重ねてしまった。21:25。
1週間前の6月30日、リーグ戦順位決定戦で、試合開始直後の怪我でレギュラーのミドルブロッカーを欠きながら、玉川大学に2:1で競り勝った実績からすれば不本意な結果だったと思います。小さなワンプレーのつまづきから流れが変わってしまうバレーボールの怖さをみた試合でした。
3セットマッチで行われた背景は限られた時間で多くの部員が試合できるよう計画したとのことで、ポイント戦の後はBチームの試合が行われました。こちらは2:0(25:18、25:21)という結果でした。
大所帯のチームですが、秋のリーグ戦に向けての課題は、サーブレシーブの安定化とブロックの強化、それに合わせたレシーブフォーメーションの工夫。不利な状況からも素早く立て直せるチーム作りを期待しています。
女子はここ数年コロナ禍や大阪公立大の都合で定期戦ができなった年が続きましたが、今年は晴れて一戦を交えることができました。大阪公大は指導の先生がしっかりいて、上背のある大きなチームでした。
【試合経過】
第1セット、相手スパイクの精度がいま一つで、コート内に決まらない。それに対して都立大はサーブが良く決まり、レシーブからトス、スパイクにつなぐプレーにミスがほとんどなく、終始リードして25:19で先取。第2セットは相手のサーブもよくなり、拮抗した闘い。24:22と先にマッチポイントを握るも、相手に粘られ、24:24のジュースに持ち込まれてしまう。再三アドバンテージを得るが相手も決めてくる一進一退の展開。3回目のアドバンテージでついに振り切り、28:26で勝利を勝ち取った。
正直に申し上げると、試合前は体格面から大阪公大にかなわないのではないかと感じました。しかし蓋を開けてみると見事な試合運び。都立大の基本に忠実なレシーブとミスをしないプレーが相手より勝りました。
体育館内の速報パネルに女子の1ポイントが光っていました。
阪公戦の報告がたいへん遅くなりまして申し訳ありません。7月初めから連日続く酷暑のため、老齢レポーターの頭は飽和状態でなかなか筆が進みませんでした。ご容赦のほどお願いいたします。
現役の皆さんが発信しているInstagramも是非ごらんください。
男子
https://www.instagram.com/tmu_volleyball/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
女子
https://www.instagram.com/tmu_girls_volleyball/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
(文責;佐藤恒夫 21期)