2024年の秋季リーグ戦が始まりました。
男子は5部グループBで玉川大学、上智大学、東京都市大学、高崎経済大学、神奈川工科大学と優勝を争います。
11月13日の初日は、上智大学にて、ホームの上智大学、および神奈川工科大学との2連戦を行いました。
上智大学との初戦はセットカウント0:2(18:25、24:26)のストレート負けを喫しましたが、2戦目の神奈川工業大学には2:0(25:23、25:22)で勝ち、1勝1敗でした。
試合の模様を簡単に報告します。
上智大学戦;第1セットは中盤に細かいミスを重ねてズルズルと連続失点、まったく自分たちのバレーができないまま落としました。第2セットは奮起、序盤から優位に試合をすすめ、セットポイントを先に握ったのですが、押し切れませんでした。相手の高いブロックをかわしきれなかった一戦でした。
1週間前に主力のセンターブロッカーが右手小指の靱帯損傷でチームから離脱。急遽フォーメーション変更を余儀なくされ、苦しいチーム事情だったことも影響したようです。上智大学とは幾度となく練習マッチを行ってきた相手で、手の内を知り尽くしていただけに痛い1敗でした。
神奈川工科大学戦;第1セット序盤こそもたつきましたが、サーブで主導権を握り逆転。実力に勝る都立大が終始ゲームをコントロールし、順当に勝利を収めました。
【OBの眼(寸評)】
初日のポイントはブロック。上智大戦ではブロックを跳んでいない場面が多く見られたのは大きな反省点。
センターブロッカーの1枚不在は痛いが、カバーできるセンタープレーヤーはいます。ブロックを固め、センター攻撃をもう少し多用すれば、相手ブロックは分断され、ライトのアウトサイドヒッターも活きてくると思います。レシーブはよいので都立大ペースの試合に持ち込めるはずです。
13日は部員父兄の皆さん、若いOBがたくさん応援に駆けつけて、声援を送っていました。
(文責;佐藤恒夫 21期)
10月20日、先週に続いて上智大学で、玉川大学と高崎経済大学との2試合を行いました。
玉川大学にはセットカウント2:0(25:21、25:22)のストレート勝ち。2戦目の高崎経済大学とは1:2(25:23、22:25、19:25)惜しくも逆転負け。通算2勝2敗となりました。
試合の模様を簡単に報告します。
玉川大学戦;玉川大学はエントリーミスがあり先週の2試合は没収試合となってしまいましたが、今週改めて試合に臨んできました。実力はあり、油断できない相手です。
第1セットは、いつもの悪い癖がでて序盤からリードを許し、最大5点差をつけられる苦しい展開。しかしレシーブをしっかり上げているので押されている雰囲気は感じられない。中盤、ユキムラ(5)、ナルキ(15)が続けて相手エースをシャットアウト。この2本のブロックが試合の流れを変えました。主導権を握ったら強い。シューゴ(4)のスパイクで20:20に追いつくと、ヒナタ(6)、ユースケ(17)の若手が一気に決めた。
第2セットは、第1セットの勢いをそのままに終始リード。相手の強烈なドライブサーブで1点差に詰め寄られ、崩れそうになったが、ケンサイ(1)のナイスサーブや相手の意表をつくナルキ(15)のトスフェイントなどでリズムに乗り、13:8と大きくリード。終盤ややもたついたが危なげなく勝利しました。
高崎経済大学戦;攻撃力、守備力とも似通っている実力伯仲の相手。攻撃の多彩さではこちらに分があると思われました。いずれのセットも序盤からリードされる展開。20点を過ぎてからの攻防が明暗を分けました。
第1セット、終盤19:23の劣勢から、この試合に起用されたサウスポールーキー、アツノリ(10)、2年ユースケ(17)、3年ケンサイ(1)の連続スパイクに、4年ユキムラ(5)のブロック2本でこのセットを締めくくった。
第2セット、同じような展開で先行されながら終盤へ。サーブレシーブが乱れることが多く、多彩な攻撃力をいかせず、オープンスパイクがブロックにかかることが多かった。それでも終盤18:22からユキムラ(5)のスパイクで反撃。1点差に迫って逆転のきっかけを摑んだかにみえましたが、痛いサーブミスが勝利の芽を摘んでしまいました。
第3セット、流れを変えることができなまま、開始早々から大きくリードされ、中盤も細かいミスが続いて挽回できないまま試合を落としました。
【OBの眼(寸評)】
怖さからいうと玉川大学に感じましたが、プレーの緻密さでは高崎経済大学が上だったということでしょう。お互い好レシーブが随所に見られ、ラリーの応酬が続く見ごたえのある試合でした。試合の勝敗を決めたのはサーブ。都立大に思うような攻撃をさせなかった高崎経済大学のサーブはくせ者。サーブレシーブが安定してセッターに入らないためオープンに頼らざるを得ず、攻撃が単調になったところを高いブロックにしてやられました。対策はアウトサイドヒッターのパワーを上げる、あるいはレシーブの精度を上げる、この2つしかありません。一層の技術アップを期待します。実力伯仲の相手と厳しい試合をしたことは1、2年生にとって貴重な経験だったと思います。
(文責;佐藤恒夫 21期)
10月27日、男子秋季リーグ3日目が会場を東京都市大学世田谷キャンパスに移して行われ、都立大学はホームの東京都市大学とのリーグ最終戦に3勝目をかけて臨みましたが、セットカウント1:2(25:18、15:25、17:25)で敗れました。これで通算成績2勝3敗。他の大学がまだ試合を残しているため最終順位はまだ確定していませんが4位以下は確定。優勝をめざしたチームとしては不本意な結果に終わりました。
最終戦の模様をお伝えします。
東京都市大学戦;上背のあるスパイカーを擁し、力で押してくるチーム。サーブで崩せるかがカギを握るとみました。
第1セットは、序盤から互いにエースの打ち合いで競り合いが続きましたが、10点台を過ぎて相手にネット際の細かいミスが目立ち始め、均衡から抜け出すとシューゴ(4)、ユキムラ(5)のスパイクで20点台に乗せ、そのまま押し切って第1セットを先取しました。
しかし第2セット、第3セットは様相が一変。相手のサーブに翻弄されてスパイクが決まらない。サーブミスも重なって序盤から大きくリードされ、中盤で10点以上の差を付けられ、挽回のきっかけをつかめないままズルズルと2セットを落としてしまいました。まさに完敗、という試合でした。
東京都市大学は前週の神奈川工業大学戦でメインセッターが右足首を捻挫。この試合も無理をして出場していた影響からか、第1セットはぎこちない感じでしたが、第2セットに入ってトスミスの少ないクイックを多用するなど試合運びを変えてきました。一方、都立大はレシーブで互角に渡り合ったものの、スパイクとブロックが決まらないためラリーを取り切れず、次第に受身にまわって自滅してしまった印象でした。
【OBの眼(寸評)】
最終日は反省点のたくさんある試合になってしまいました。試合前に予想していたようにサーブで崩せなかったことが敗因の一つです。逆に相手のサーブに押されてしまっては試合になりません。
心配なのはスパイク決定率が極端に低かったこと。相手のブロックやレシーブがよかったこともありますが、スパイクを決めきれないために繰り返したたみかける攻撃ができずに崩れていくパターンが多くみられました。なかでも切り札だったシューゴの不調はチームにとって致命的。ジャンプ、腕の振りなど緻密なタイミングがずれてしまっているようでした。プレッシャーのかかる中でのプレーはかなりの負担ではなかったか。落ち着くために第2セット中盤で思い切って交代してもよかったかもしれません。
今回のリーグ戦はチームとして完成していないまま臨まざるをえなかったことも不本意な結果につながったのではないかと思います。個々には力あるもののうまくまとまっていない印象でした。
最終戦にも山本健才くんのご両親はじめ部員のご家族や友人が多数みえて、声援を送っていました。
今年最後の試合は11月の順位決定戦になります。詳細はホームページでお知らせします。
現役のInstagramもご覧下さい。試合結果や写真などが掲載されています。URLは下記の通りです。
https://www.instagram.com/tmu_volleyball/?igshid=YmMyMTA2M2Y%3D
(文責;佐藤恒夫 21期)