男子は11月18日、秋季リーグ戦6部の順位決定戦が行われました。相手はブロックAの1位、高崎経済大学。会場は敵地高崎経済大学キャンパスでした。すでに5部昇格を決めている両校ですが、6部の総合順位を決める一戦です。
結果はセットカウント1:2(25:19、24:26、23:25)の惜敗でした。
この試合、ブロックがよく決まり、ラリーレシーブもよく上がって終始リードする展開で決して悪い状態ではありませんでしたが、勝負の分かれ目は第2セットの終盤。序盤からリードを保って先行し、そのまま押し切れると思われましたが、23点の攻防でひっくり返されジュースの末、失いました。第3セットも優位にすすめながら最後に逆転されてしまいました。リーグ戦のときよりサーブレシーブの乱れがちで、多彩な攻撃を駆使できなかったため、オープンに頼る単調な攻撃を相手に封じられたことが敗因の一つと思います。あと1点が遠かった試合でした。会場がアウエーであったことも微妙に影響したかもしれません。
最終戦を飾れず、この試合で引退する4年生、3年生には無念な思いがいっぱいだったと思いますが、個性豊かな2年生、1年生がこの悔しさを来春、晴らしてくれるはずです。
最後に4年間チームの状態が悪い時もずっとがんばってきたセンターブロッカーの岡野さん、それに春からレシーブの要としてチームを引き締めてくれたリベロの平野さん。たいへんお疲れさまでした。
6部総合2位は立派な成績です。来春のさらなる飛躍を期待します。
10月21日(土)
対 東京農工大戦 2:1(23:25、25:16、25:22)勝利!
10月22日(日)
対 日本工業大学戦 2:0(25:18、25:15)勝利!
対 北里大学戦 2:0(25:12、25:13)勝利!
10月29日(日)会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
対 拓殖大学戦 2:1(16:25、25:18、25:17)勝利!
対 國學院大学戦 2:0(25:17、28:26)勝利!
10月29日、男子2023年秋季リーグ戦が東京都立大学南大沢キャンパス体育館で行われました。
この日まで都立大学は3戦全勝。最終日の対戦相手は拓殖大学と國學院大学で、この2校は初日に対戦して2:0で國學院大学が勝っています。
どちらもあなどれない相手ですが、優勝をかけた試合の模様をお届けします。
最終日のメンバー紹介。
右から、兵永悠輔(16、1年、レフトサイドヒッター)、山本健才(1、2年、ミドルブロッカー)、柏木英寿(2,2年、ミドルブロッカー)、小野寺孝王(3、2年、ライトサイドヒッター)、河本秀梧、(4、2年、レフトサイドヒッター)、小町大翔(5、3年、レフトサイドヒッター)、高井良駿一(6、3年、セッター)、西田蒼志(7、3年、ライトサイドヒッター)、水島涼雅(9,1年、ライトサイドヒッター)、和田幸村(10、3年、ライトサイドヒッター)、藤巻晴成(11、1年、レフトサイドヒッター)、向井啓揮(14、1年、リベロ)、吉田成希(15、1年、セッター)、平野一真(17、4年、リベロ)、岡野紘太(19、4年、ミドルブロッカー)
括弧内は(背番号、学年、ポジション)を示す。
対拓殖大学戦
拓殖大学は、上背があり、高い打点からするどいスパイクを放つ2枚のレフトヒッターが目立つ攻撃型のチーム。
第1セット
スターティングメンバーは、レフトサイドヒッターに小町(5)と河本(4)、ライトサイドヒッターは和田(10)、ミドルブロッカー岡野(19)と山本(1)、セッター吉田(15)、リベロは平野(17)、向井(14)の布陣。リーグ戦初日に不在だった和田が2日目から復帰した。
立ち上がり、拓大の高いブロックに阻まれ、スパイクが思うように決まらない。サーブレシーブは悪くないにもかかわらず、次第にミスが多くなり、いつの間にか1:6 とされてしまう。たまらずタイム。吉田の絶妙なトスを河本が決め、3:7。和田がブロックして、5:9。 山本のサービスエースで7:10。 和田が相手エースをきっちり止めて、12:16。時おり良いプレーは出るが、それ以上に拓大が着実に得点を重ね、点差が縮まらない。サーブレシーブをミスして18点目を献上したところで、2回目のタイム。その後もタッチネットなど細かいミスが出て立て直せないまま、14:22。ピンチサーバーに起用された小野寺が相手レシーブを崩して、岡野のブロックを呼び込み、16:23とするも、頼みの岡野のクイックがサイドラインを割り、16:25で第1セットを落とす。
序盤はスパイクが決まらず、サーブミスでリズムに乗れないまま、後半に入っても反撃のきっかけをつかめなかった。高さの拓大に思うようにやられた第1セットだった。
第2セット
スタメンは同じ。
序盤は第1セットを引きずっているかのように、拓大にスパイクを決められ、サービスエースを決められる展開、2:5とリードを許す。次第に河本、小町のスパイクが決まり始め、拓大のサーブミスをきっかけに攻撃のリズムが戻ってくる。
平野のナイスレシーブから小町が決めて、6:7。さらに小町のスパイクで、7:7の同点に持ち込み、岡野が完璧なブロックを決めて、遂に逆転、8:7。 相手はたまらずタイム。
吉田がバックから河本に打たせて相手陣形を崩し、チャンスボールを小町がしっかり決めて、9:8。吉田が拓大エースを見事にブロックして11:8と抜け出す。
山本がセンターから、河本がレフトからしっかり決めて、14:11。このままいけるかと思ったが、拓大エースの速いサーブに手こずり、サービスエースを2本献上、14:15 と再逆転されたところで、タイム。相手の勢いを削ぐ。
ここで河本が踏ん張り、拓大エースのサーブを断ち切ることに成功、15:15。
山本のセンター攻撃に拓大側がたまらずタッチネット。山本のサーブで拓大レシーブが崩れ、スパイクをネットにかけるミス。これに乗じて岡野がブロックを2本たて続けに決めて、19:16と引き離す。当然相手はタイム。
山本の好サーブが続き、小町と和田がスパイクを決めて、21:16と一方的な展開となる。岡野がクイックで追加点、22:17。河本の丁寧な2段トスを小町が決めて、23:18。拓大のダブルコンタクトでセットポイントを握り、最後もサーブミスであっさり第2セットを取り返した。25:18。
セット後半、ほとんどミスをしない都立大に対し、相手が自滅していった。
第3セット
小町のサービスエースで先制したが、拓大はエースにボールを集め、反撃。こちらは岡野のセンター、河本の時間差、和田のブロックと多彩な攻撃力で対抗、3:3、4:4、5:5と拮抗したつばぜり合いが続く。
山本が手元で伸びる好サーブを放ち、粘り強いレシーブから小町、和田が次々スパイクを決め、8:6と一歩抜け出す。相手はタイム。
岡野がクイックを決めて、9:7となったところで、拓大エースのアクシデントにより2回目のタイム。
攻撃の手を緩めず、岡野がセンターから再びクイック、小町がワンタッチ狙いの力強いストレートスパイクを放ち、11:7と引き離しにかかる。小町のサーブが拓大陣形を崩し、チャンスボールを河本がしっかり叩いて、13:8。
吉田、岡野の2枚ブロックが拓大エースを止め、平野が強打をナイスレシーブ。拓大エースを完全に封じ込め、17:11。山本がセンターから、河本がバックアタックを見せ、19:13。ネット際、苦しい態勢でセットした吉田のワンハンドトスを岡野がきれいに決めるファインプレーで20点台に乗せると、和田がサービスエース、さらにバックアタックをたたき込み、一気に23:14。ほぼ試合を決める。最後は拓大エースのスパイクミスであっさり決着、25:17。
序盤こそ競り合ったが、不安定なレシーブによって長身エースの力を十分活かせず、単調な攻撃に終始した拓殖大学に対して、ブロックを固めて好レシーブから多彩な攻撃を引き出せる都立大の総合力が優った。
セットカウント 2:1(16:25、25:18、25:17)勝
対國學院大学戦
國學院大学は、強打を誇るサウスポーとシャープなスパイクを放つ2枚のサイドヒッターを、ボールさばきのよいセッターが操る攻撃型のチーム。同じタイプの拓殖大学よりセッターの力は上。
第1セット
スタメンは、拓大戦と同じ布陣。レフトサイドヒッターに小町(5)、河本(4)、ライトサイドヒッター和田(10)、ミドルブロッカー岡野(19)、山本(1)、セッター吉田(15)、リベロは平野(17)、向井(14)。
立ち上がり、岡野のクイックで機先を制し、河本、小町のそろい踏みで、3:1。
相手コート外まではじかれたボールを吉田が追いかけて拾うファインプレーを見せ、自陣に返ったボールを河本がしっかり決めて、5:2。これで攻撃のリズムに乗った。河本のサーブが國學院レシーブを崩し、サービスポイントも出て、9:4。國學院はたまらずタイムをとるが、流れは変わらない。山本も好サーブを連発。和田がライトから、小町がレフトからスパイクを放つと、岡野がセンターでブロック、13:5と大きくリードして突きはなす。
中盤、和田に替えて水島(9)をレシーブ固めに投入。両校エースの打ち合いの様相となり、河本が渾身の一発を決めれば、國學院サウスポーも負けじと強打。しかし平野、水島のレシーブ陣がボールを拾い上げ、連続得点を許さず17:11とリードを保つ。
國學院のピンチサーバーがサーブミスを犯すと、こちらも替わった小野寺(3)がサーブミス。サウスポーエースにブロックを破られ、20:17と3点差まで詰め寄られたところで、流れを変えようとタイム。岡野がその期待に応えてクイックを決め、21:17と試合の流れを引き戻す。河本がコート真ん中にふわりと落とすフェイント、さらに岡野がサウスポーエースを見事に封じて、23:17と第1セットをほぼ手中にした。最後は河本が2本、きっちり締めて、25:18。
レシーブ力の差がそのまま得点差に表れたセットだった。
第2セット
スターティングメンバーは同じ。
立ち上がり、サーブレシーブが乱れ、スパイクが決まらない。逆に國學院のスパイク、ブロックが好調、2:6とリードを許す展開。河本がレフトからストレート方向に、和田がライトからたたき込み、4:7とするも、國學院も力強いスパイクを放ち、点差は縮まらない。サウスポーエースのフェイントに反応できずに失点を重ね、6:10とされたところで、タイム。態勢立て直しを図る。
しかし中盤もサーブミスなど細かいところでミスが続き、8:14ともたついたまま國學院ペースで試合がすすむ。山本がセンターから決めて、10:15とし、吉田が好サーブを放ち、ようやく連続得点。12:15と差を詰めていくと、國學院にも次第にミスが目立ち始める。セッター吉田が連続してセンター岡野に上げる強気のトス回し、クイックが2本続けて決まり、16:18から17:18と1点差に詰め寄る。レシーブ陣がしつこくボールをつなげると國學院サウスポーがたまらずスパイクをミス。遂に同点、18:18となる。相手がタイム。
タイムが解かれた直後、和田が痛恨のサーブミス。國學院スパイクを受けきれず、18:20とされ、2回目のタイムとるが、流れは変わらず、さらに2失点。18:22。ここで和田に替え、水島(9)をレシーブ固めで投入。岡野がなんとか一矢報いるも、続けてスパイクを決められ、19:24とセットポイントを握られてしまう。点差は5点。このセットは万事窮す。
最初のセットポイントを岡野が阻むと、今日サーブ不調の岡野に替わり、兵永(16)をサーバーに起用。これが奇跡を起こす。サーブレシーブを崩して返ってきたチャンスボールを河本が決め、21:24とすると、相手は定石通りタイム。再開後、河本が今度はフェイントで、22:24と1点追加。兵永の伸びるサーブを受けきれず、サウスポーエースがスパイクをミスして、23:24。浮き足立った國學院が吉田の返球を拾えず、ついに追いつく。24:24のジュース。さらに河本が決めて連続6得点、25:24と逆にマッチポイントを握る。しかし國學院も粘る。サブヒッターのフェイントとスパイクで2点連続得点で、25:26と再逆転。ボールをつなぐレシーブ陣、ネット際で処理する攻撃陣。ミスのできない緊張したラリーが続く。河本が1点を返し、三たび26:26のジュース。和田がコートに戻り、國學院の攻撃を封じ込め、右に左に上がる2段トスを和田と河本が何度も攻める。そして27:26からレフト河本がとどめのスパイク、國學院メンバーがコートに崩れ落ちた。大逆転で第2セットを征した瞬間だった。28:26。
サーブレシーブの成否が試合の流れを左右するセットだった。前半はサーブレシーブが乱れて苦戦したが、徐々に立て直し、サーブで攻めた終盤の逆転につながった。
セットカウント 2:0(25:17、28:26)勝
【OBの眼;寸評】
拓殖大学、國學院大学ともに上背のある強力なエースを擁す攻撃型のチーム。実力は拮抗していたと思う。勝敗を左右したのはレシーブ力だったのではないか。2校ともレシーブがうまく上がらないため、エースヒッターの力が十分発揮できていなかった。それにひきかえ都立大はサーブレシーブやスパイクレシーブがしっかりしていたため多彩な攻撃を引出す流れができていた。誰もが打ちやすい丁寧な2段トスを上げられる練習の下地があったことも大きい。
この夏、数多くの練習試合を積んだ経験が接戦を勝ち取る場面に活かされたのではないかと思う。
最終日、都立大の体育館には部員のご家族を中心にたくさんの応援団がみえて、大声援を送ってくれました。この声援が優勝への大逆転劇の後押しをしてくれたものと思います。応援団の皆さま、たいへんお疲れさまでした。
全勝優勝、そして5部昇格返り咲き、おめでとうございます!
(文責;佐藤恒夫 21期)
男子の2023年秋季リーグ戦が始まりました。
東京都立大学は6部Bブロックに所属。東京農工大学、日本工業大学、北里大学、國學院大學、拓殖大学の5校と優勝を争います。
10月21日(土)は日本工業大学体育館にて4試合が行われました。
都立大の初戦は東京農工大学。今季のチーム力を占うには絶好のカードです。
初戦のメンバー紹介。
左から、兵永悠輔(16、1年、レフトサイドヒッター)、山本健才(1、2年、ミドルブロッカー)、柏木英寿(2,2年、ミドルブロッカー)、小野寺孝王(3、2年、ライトサイドヒッター)、河本秀梧、(4、2年、レフトサイドヒッター)、小町大翔(5、3年、レフトサイドヒッター)、高井良駿一(6、3年、セッター)、西田蒼志(7、3年、ライトサイドヒッター)、水島涼雅(9,1年、ライトサイドヒッター)、藤巻晴成(11、1年、レフトサイドヒッター)、向井啓揮(14、1年、リベロ)、吉田成希(15、1年、セッター)、平野一真(17、4年、リベロ)、岡野紘太(19、4年、ミドルブロッカー)
括弧内は(背番号、学年、ポジション)を示す。
対東京農工大学戦
攻撃力はそれほどでもないが、好セッターを軸にまとまっているレシーブのチーム。春の国公立戦では決勝で対戦し、2:1で勝っている。
第1セット
先発メンバーは、サイドヒッターレフトに河本(4)小町(5)、ミドルブロッカーに岡野(19)山本(1)、セッターは高井良(6)吉田(15)の2枚、リベロは平野(17)向井(14)。
立ち上がり、動きが固く、相手の粘るレシーブからの攻めにミスを重ね、1:5 と先行される。たまらずタイムをとるが、攻撃の要であるセッターとアタッカーとの連携がとれない。再三ブロックされて2:8、さらに引き離される。河本がスパイクで一矢報いるが、相手にサービスエースを決められるなど、攻守の歯車が依然噛み合わないまま失点を重ね、4:11と大きくリードされる展開。
中盤、サーブレシーブが安定しないなか、なんとか攻撃陣に当たりが出てきて、河本、高井良のスパイクで7:14。2段トスをうまく叩く小町の連続スパイクが決まり10:15と徐々に挽回。吉田に代わりライトサイドヒッター西田を投入。その西田がいきなりストレートにスパイクを決めて12:17とすると、岡野がセンターからきれいに決めた後、バックに下がって好サーブを連発。16:18と2点差に追い上げる。相手はたまらずタイム。吉田がコートに戻り、高井良が小野寺と交代。吉田が好サーブで相手を崩し、河本が相手エースをシャットアウト。両者譲らない好レシーブの応酬から長いラリーを取り切って、遂に19:19の同点に追いつく。徐々に本来のバレーが戻ってきた。ここで相手の微妙なスパイクをインと判定される不運なジャッジ。19:21とされてしまう。すかさずタイムをとり、体制を整える。小野寺の巧みなライトスパイクで20:21としたが、河本が痛恨のサーブミス。小町スパイク、岡野が渾身のブロックで23:23と再び同点としたが、相手エースのスパイクを止められず、セットポイントを握られ、最後はサーブで崩されて23:25。終盤追いつきながら、立ち上がりの失点を挽回できず、第1セットを失う。
第2セット
スタメンは第1セットと同じ。
序盤は双方エースアタッカーの打ち合い。センター岡野にも当たりがでてきた。小町が巧みなフェイントを決め、8:5と抜け出す。
小町がスパイク、岡野がブロックを決めて11:7。引き離しにかかる。吉田に替えてライトヒッター西田を投入、攻撃力アップを図る。しかし一進一退。14:11となったところで、吉田を戻し、高井良を小野寺に替える。
中盤は双方粘り強いレシーブの応酬。長いラリーが続き、互いにスパイクミスを誘う展開となるが、17:14とリードを保つ。山本に替えてサーバーに起用した水島がバックで好レシーブをみせると、小町がストレート方向に巧みなスパイクにつなげる。吉田がブロック、岡野が小気味よい移動攻撃を決めて連続得点。21:15と抜け出し、こぼれ球を全員一丸で拾う長いラリーを征して、22:15とする。 相手はたまらずタイム。流れは変わらず、岡野がセンターからすばやい攻撃を決めると、最後は河本が締めくくった。25:16。
セットタイに持ち込む。
第3セット
立ち上がり、レシーブが乱れてラリーをものにできず、河本も不発で2:6とされたところで、タイムをとって立て直す。
平野が再三の好レシーブをみせて河本が復活。4:6から5:7と徐々にペースを取り戻す。小町のスパイクが相手のワンタッチを誘い、6:8。
山本が好サーブを放ち、サービスエースでついに逆転。9:8 とすると、相手はタイム。吉田に替え、西田を投入してライトからの攻撃力を強化。河本が好レシーブをみせて相手のスパイクミスを誘い、12:10。そのまま13:10でコートチェンジ。
小町がサーブで相手レシーブを崩して、河本が決める理想の展開で、14:10。相手がサーブミスを繰り返し、16:12となったところで、メンバーチェンジ。吉田を戻し、高井良を小野寺にスイッチ。
セット後半、ラリーが続く場面が多くなり、レフトからのスパイクが読まれてやや押され気味。少しずつ点差を詰められて17:16と1点差。ここで吉田がボールをライトに思い切りよくふり、相手ブロッカーを振り回すと小野寺が見事に決めて、18:16と突き放す。水島を入れて守備強化を図るが、相手の素晴らしいレシーブに長いラリーを取り切れず、19:18と再び1点差。
終盤は見ごたえあるエース同士の撃ち合い。小町が決めて20:18とすると、相手も強気に打ち返し、20:19。山本を戻してブロックをかためると、吉田は河本にトスを集中。21:20から頼れるレフトヒッターが3本連続で決めて、マッチポイント。
相手もエースが踏ん張り、24:21と追いすがり、こちらが1本ミスしたところで、ゲームキャプテン小町が絶妙のタイムアウト。落ち着きを取り戻し、最後は河本がしっかり締めくくった。25:22。
初戦を勝ち取った。
【OBの目;寸評】
似たようなタイプのバレーをする両校。どのセットも白熱したラリーの応酬はバレーボールの面白さをみせてくれた。粘り強いレシーブと巧みなセッターが試合を組み立てる農工大。都立大もそれに負けないレシーブ力を発揮、2段トスを打ち切る攻撃力で上回った分、勝機があった。2セッターはほとんど練習していなかったとのことで、初めのうちはややもたついていたが、徐々に本来の力が戻って逆転勝ちを納めることができた。反省点はセンター攻撃が思うようにできず、ブロックが少なかったこと。ラリーで主導権を握るためには相手スパイクを抑え込み、ネットいっぱいに使った多彩な攻撃が欲しい。
初戦を見事逆転で飾り、幸先のよいスタートを切りました。
翌日、2日目(10月22日)に行われた試合はホームの都立大学大沢キャンパスで行われました。結果は、
対日本工業大学戦 2:0(25:18、25:15)
対北里大学戦 2:0(25:12、25:13)
順当にストレートで2校を下す快勝。これで3戦全勝となりました。
(2日目は応援行かれず、直接観戦できませんでした。観戦記はありません。)
3日目は10月29日(日)に同じくホームで、國學院大学と拓殖大学を相手に行われます。初日に両校の対戦をみましたが、両校とも高い打点からの攻撃力が強み。セッターとエースの力では國學院大学のほうが一枚上手。両校を下すにはサーブとブロックがカギになると思われます。
(文責;佐藤恒夫 21期)