2023年6月4日、女子春季リーグ戦最終日には二松学舎大学と武蔵大学の2校と対戦しました。会場は当初予定されていた二松学舎大学柏キャンパスから東京都立大学南大沢キャンパスに変更され、ホームコートでの対戦となりました。
都立大学はここまで1勝2敗。この日の対戦で一つでも白星を挙げたいところ。しかしアウトサイドヒッターの田中と大坪が怪我で出場できず、この日は中村がひとり。攻撃力を補うためにセッター伊藤に攻撃参加させようと、ミドルブロッカー青山がセッター役を兼任する苦心のフォーメーションを採りました。
対戦する二松学舎大学と武蔵大学はともにキャプテンの長身スパイカー1枚に頼るチーム。ブロックとレシーブを固めればいい試合ができるはず。それでは試合の様子を詳報します。
対二松学舎大学戦
スタメンは、フロント左から中村(2)、伊藤(10)、立山(7)、バック左から吉田(4)、青山(1)、佐古(12)、 リベロ は江口(3)の布陣。
第1セット、立ち上がり早々、相手の長身サーバーにレフト手前を狙われて2失点。佐古の好サーブで2点を返し、4:3としたが、サーブレシーブが乱れて相手のキャプテンエースにボールを集める戦法に攻められる一方となり、連続失点。こちらの2枚セッターのフォーメーションはうまくまわらず、トスが不安定なため、中村が思うように打てない。味方ミスも重なり、5:13と一方的な展開とされる。
中盤、中村がフェイント気味に決めて、青山がセンターから一矢報いて、9:14。相手スパイクを拾って粘るが、決め手に欠き、点差がさらに広がり、9:18。中村スパイク、立山フェイントと粘るが、相手キャプテン一人に翻弄され、14:25でセットを落とす。
第2セットに入ると、新フォーメーションにも少し慣れて、中村スパイク、伊藤、吉田のサービスエース、青山のセンタースパイク、ブロックなどで得点し、序盤は7:5とリードする。しかし、レシーブが崩れると切り返して攻撃につなぐことができず、再三相手エースに決められて連続失点、10:13と逆転される。
相手のサーブミスに助けられ、青山が気を吐いてセンターからスパイク2本とブロックで連続得点し、17:15とするも、サーブレシーブが乱れて、徐々に受身になってしまい、失点を重ねてしまう。伊藤のブロックで20:22としたが、サービスエースを決められ、20:24とマッチポイントを握られる。それでも中村のスパイク、伊藤の好ブロック、相手ミスで23:24まで追い上げたが、最後は相手エースに決められ、23:25でゲームセット。
2セット目は相手のサーブミスが多く、スコア上は拮抗していたようにみえるが、こちらの意図するバレーができないまま、試合が終わってしまった印象であった。
セットカウント 0:2(14:25、23:25) 負
対武蔵大学戦
スタメンは同じ。
第1セット、序盤から相手エースのスパイクが炸裂。中村、青山が負けじとスパイクをかえし、3:4 。相手スパイクを拾って7:7、なんとか食らいつく。
しかし中盤、こちらはサーブレシーブが上がらず、相手エースに次々と決められる。なんとかボールをつないでも決め手を欠き、連続失点。一気に7:16と引き離される。頼みの伊藤スパイクも相手エースに止められ、10:18。さらにサービスエースまで献上し、10:20とされ、サーブレシーブも乱れて思うように攻撃ができない。12:23から相手エースのライト攻撃を返せず、第1セットを失う。14:25
第2セット、序盤サービスエースを決められ、フォーメーションが崩れる。タイムを取るもミスの連鎖が止まらず、9連続失点で2:10とされてしまう。
中盤、相手エースを伊藤、青山が止めて味方を鼓舞、 サーブレシーブをきっちり上げて、青山のスパイク、ブロックを呼び込み、7:12と挽回。
青山がバックに下がると、好サーブを連発。サービスエース2本、長いラリーも取り切って、13:14と追い上げムードが高まる。しかしここで痛いサーブミス。これをきっかけにスパイク、ブロックにミスが続き、15:21と離されてしまう。終盤にサービスエース決められ、フェイントを拾えず、17:24とされ、マッチポイントを握られる。それでも青山がセンターからフェイント、吉田が気力のサービスエースをもぎ取り、19:24とするも、最後は相手エースに決められ、ゲームセット。19:25
相手はエース1枚にボールを徹底して集める定石通りの攻撃だった。常に先行される展開では容易に相手を崩せなかったことが敗因であった。
セットカウント 0:2(14:25、19:25)負
【OBの目;寸評】
サイドヒッター不足により2枚のミドルブロッカーにセッターを兼任させる、ほぼぶっつけ本番の慣れないフォーメーションだったため、レシーブ体系が混乱し、決め手を欠いてしまったことは否めない。戦術が空回りしてしまった印象だった。普通なら互角に戦える相手だっただけに、コート上の選手たちも納得できなかった試合ではなかったか。しかし、能力あるブロッカーを攻撃的に使う効果は試合の中盤に垣間見えた。アウトサイドヒッターと合わせて、攻撃の幅が広がる期待は十分にある。これを使えるセッターの育成が次の課題だろう。
最終日の結果、女子の春季リーグ戦成績は1勝4敗となりました。二松学舎大学も同じ勝敗でしたが、都立大学が得失セット率で下回ったため、残念ながら6部グループBでは最下位となりました。今シーズンは怪我によるアクシデントにみまわれ、リーグ戦を通して実力を十分発揮できずに終わってしまいました。
有望な新入生がたくさん入部しました。これから夏の練習を通して鍛え上げた新しいチームの秋期リーグ戦を楽しみにしています。
(文責;佐藤恒夫 21期)
男子の2023年春季リーグ戦が5月13、14日の両日行われました。
今季、男子は6部グループBに所属。このグループには日本ウエルネススポーツ大学東京キャンパス(以下、ウェルネス大学東京と呼ぶ)、高崎経済大学、群馬大学、東京農工大学、工学院大学がいますが、工学院大学が今回のリーグ戦を棄権、5チームで優勝を競うことになりました。
都立大学はこの春、9人の新入生を迎え、また3、4年生にも復帰や入部組がいて、総勢選手22名、マネージャー4名でリーグ戦に臨みました。
それでは熱戦の模様を詳報します。
第一日 2023年5月13日(土)
会場:東京都立大学南大沢キャンパス
第一試合 対ウェルネス大学東京
鍛えられたプレー 高い打点 強いサーブ
第1セット
スタメンは、サーブ順に小町(5)、山本(1)、小野寺(3)、河本(4)、岡野(19)、吉田(15)、リベロ 平野(17)の布陣。ルーキー吉田をセッターに起用。( )内は背番号。
序盤サーブレシーブが乱れ、思うような攻撃態勢にならない。少し落ち着き、3:3とするが、相手にスパイク、サービスエースを続けて決められ 3:6とまた離される。河本、小町が踏ん張ってスパイクを決め、6:7とするも、こちらはサーブミス、相手にはサービスエースを決められ、またリードが広がる。7:10。
中盤は双方スパイクの打ち合い。小町のスパイクで9:11。河本が絶妙なフェイントを決め、11:12とするが、打点の高い相手スパイクをなかなか止められず、追いつけない。11:14とされたところで1回目のタイム。
小野寺のスパイク、サービスエースで追い上げ、岡野の目の覚めるようなクイックが決まり、15:15と並ぶ。さらに吉田がブロック、ようやく相手を止めて16:15と逆転に成功。17:17、18:18とつばせり合いが続いたが、終盤、相手の強いサーブに翻弄されてレシーブ体系が乱れ、攻撃のきっかけがつかめない。相手に思うようにスパイクを決められ連続7失点。途中タイムを取るも効果なく、18:25でセットを落とす。
序盤のサーブミスがもったいなかった。終盤の崩れは悔いが残る。
第2セット
立ち上がりから相手の強いサーブに揺さぶられ、セッターにボールが入らない。吉田の巧妙なワンハンドトスに小野寺がスパイクを決める場面もあったが、河本のスパイクがブロックにかかるなど相手の高さに苦戦。先行を許す。吉田が意表を突く2段攻撃を仕掛けるが、逆に返されて失点。3:7 とリードされたところでタイム。
サーブレシーブが安定しないまま、思うような攻撃ができず、逆にスパイクをたたみ掛けられ、相手のペースで徐々に離されていく。5:12。山本がクイックを仕掛けるもタミング合わず不発。頼みの小町が止められて、5:14となり、2回目のタイム。
ここでセッターを高井良(6)に、ライトオープンを小野寺からサウスポー西田(7)に交代する2枚替えでリズムを変えようと試みる。
小町のサービスエースが出て、8:17。レシーブ陣が頑張り、ボールがつながるようになる。2本のナイスレシーブが続き、河本が決める形になってチームが盛り上がる。10:17 。さらに河本が2本スパイクを決め、13:20。高井良の好バックトスから西田が決め、15:21。小町スパイク、山本クイックで追いすがるが、相手も着々と加点、17:22。
マッチポイントを握られたところでセッターを吉田、ライトを小野寺に戻す。相手の強力なスパイクを拾い、粘り強いラリーに持ち込む。19:24から小野寺が決めて20:24 と粘りのプレーを展開。しかしこの反撃もちょっと遅かった。最後はサーブミスでゲームセット。20:25
序盤から相手サーブに翻弄され、はからずも終始追いかける展開になってしまった。
セットカウント 0:2(18:25、20:25)負
【OBの目;寸評】
ウェルネス大学東京は隙のないプレーを見せる鍛えられたチームだった。高さのある攻撃陣だけでなく、チャンスボールの返球では意識してセッターに取らせるように返すなどそつのないプレーが目立った。
都立大も第2セット終盤に見せた好レシーブから厚みある攻撃ができる力を見せた。こういったチームにはブロックを固め、思い切ったレシーブ態勢をとることが効果的。この試合、敗けはしたが終盤にこれまでなかったプレーの「しつこさ」が目立った。これは次の試合に生きると思う。
第三試合 対群馬大学
攻撃力は互角か、やや都立大優位。レシーブがカギになろう。
第1セット
第1試合と同じ布陣でスタート。小町(5)、山本(1)、小野寺(3)、河本(4)、岡野(19)、吉田(15)、リベロ 平野(17)。
小町サーブで試合開始。好サーブを連発し、河本にスパイク、ブロックを呼び込み、いきなり3:0とリード。岡野が実力通りのセンタークイックを続けて決め、小町の絶妙な2段トスを河本が見事に決めて、8:3とリードを広げる。
相手にローテションミスがあり、11:6。これをきっかけに小町サービスエース、小野寺のスパイクとブロック、山本の好レシーブからナイストス、河本スパイクと攻撃にもリズムが生まれ、連続得点。16:7。
スパイクミスなどでややもたつくが、河本がナイスブロックを見事決めて17:10。
ここで、セッター、ライトの2枚替え。高井良(6)、西田(7)が入る。慣れた高井良のトスで岡野がクイック2本立て続けに決め、さらに小町がスパイクして、20:11。リベロ平野中心にレシーブのファインプレーが続き、最後は河本がバックからたたき込み、長いラリーに決着付ける。連続4得点で21:11と大きくリード。
ここでサーバー交代。岡野に代わりルーキー水島(10)を投入。水島が好サーブを連発。山本、西田のブロックを呼び込み、24:13とセットポイント。
最後は水島自らのサービスエースで一気に第1セットをものにする。
第2セット
序盤、山本がサービスエースで3:2とすると、伸びるサーブで相手を翻弄、スパイクミスを誘い、岡野がブロックを完璧に決め、6:2 。相手はたまらずタイム。しかし直後に岡野がクイック、山本が再びサービスエース。9:2とリード。河本が連続スパイク、相手クイックを平野がナイスレシーブ、それを河本が決めて、12:3とさらに点差を広げる。
小野寺の好トスから小町が決めて、14:6。岡野がこのセット2本目のブロック16:7。山本がスパイクを決めたところで、小野寺から西田にメンバーチェンジ。吉田が好サーブで相手を崩し、替わった西田がブロックとスパイクを決め、20:8。
小町から水島にサーバー交代、河本に代わりルーキー兵永(8)投入。さらにルーキー内藤(2)が岡野に代わり登場。
山本がこの試合3本目のサービスエースを決めて、22:10。替わった兵永が23点目、内藤がマッチポイントをクイックで決めて、締めくくった。
序盤、山本の好サーブで主導権を握ったことが大きい。
セットカウント 2:0(25:13、25:13)勝
【OBの目;寸評】
相手のミスも多く、終始リードを保つ危なげない試合運びだった。精度良い2段トスが試合の随所にみられ、受身から攻撃に切り返せることができていたのは、試合前に何度も練習を重ねていた成果であろう。
キャプテン小町の采配が光った試合だった。勝ち試合に起用された新人には大きな自信になったのではないか。
第二日 2023年5月14日(日)
【おことわり】
リーグ戦2日目は都合で会場に行くことができず、スコアシートの記録から試合経緯をたどります。
会場:高崎経済大学
第四試合 対高崎経済大学
長身のエーススパイカー2枚を擁し、力のバレーを展開するが、ややプレーに雑なところが見える。相手のホームで戦うハンデをはね返せるか。
第1セット
スタメンは、サーブ順に小町(5)、山本(1)、小野寺(3)、河本(4)、岡野(19)、吉田(15)、リベロ 平野(17)で第1日と同じメンバー。
相手サーブで試合開始。いきなり小野寺が止められ、不安なスタート。それでも小町がスパイクを決め、サーブ権を奪ってのサービスポイント。岡野のクイック、小野寺がサービスエースを決め、6:3とリード。
しかし、相手の両エースにあたりが出はじめ、相手サーブにも翻弄されてスパイク、ブロックといいように決められ、連続5失点で8:12と逆転されてしまう。中盤は双方スパイクの打ち合いになり、小町、小野寺、河本が踏ん張るが、12:13、13:14と1点がとれない展開。小野寺がフェイントを決めたところで、セッター、ライトの2枚替え、高井良(6)、西田(7)を投入するも、攻撃のリズムを変えられず、14:18と離されてしまう。西田がブロックに続きスパイクを決め、17:20と追いすがる。吉田、小野寺を元に戻し、終盤の挽回を図る。山本のブロック、サービスエースで20:24と迫ったが、追いつけなかった。20:25
中盤以降互角だっただけに、序盤の5連続失点が痛かった。(サーブレシーブの乱れ?)
第2セット
スタメンにルーキー内藤(2)を起用。小町、内藤、吉田、河本、岡野、小野寺、リベロ平野の布陣で臨む。
序盤、相手エースの攻撃を止められず、4:1とされるが、河本が踏ん張り、相手ミスに乗じて5:4と逆転。その後、相手エースとの打ち合いとなり、河本が止められ、サービスエースを献上して、9:12と崩れそうになるが、セッター吉田が攻撃参加し、12:13とした後、好サーブで相手を崩し、河本のスパイク、ブロック、岡野のブロックと立て続けに連続6得点、中盤17:13と再逆転に成功。
終盤、小野寺が相手対角エースをシャットアウト、19:16。これが効果的だった。相手の連続サーブミスを誘い、河本のスパイクで24:18とし、最後は内藤が決めて、1セットを奪い返す。25:20
中盤の攻撃が見事(何がきっかけ?)相手の再三のサーブミスにも助けられた。
第3セット
スタメンを変更。小町、山本、吉田、河本、岡野、西田、リベロ平野でスタート。
小町サーブでスタート。好サーブで相手を崩し、吉田のブロック、河本のスパイクに加え、相手エースがスパイクミスを連発。序盤から9:1と優位に立つ。しかし、相手エースが立ち直り、逆にこちらのミスが重なって、9:7と迫られる。双方ややミスの目立つ展開となったが、勝負どころで岡野のクイックとブロックが決まり、13:8と突き放す。中盤は小町が踏ん張り、連続スパイクを決める。17:12。ここで西田からルーキー水島(10)にサーバー交代。
岡野のブロック、河本のスパイクが決まり、22:15とし、相手を追いつめるが、向こうも粘る。サービスエースを決められ、22:18とされるが、直後にサーブミス。これが相手の致命傷。最後は岡野のクイック、コートに戻った西田がライトから決めて、見事逆転勝ちを収めた。25:19
序盤のスタートダッシュ(小町のサーブが良かった?)が効果的だった。
セットカウント 2:1(20:25、25:20、25:19)勝
【寸評】
2枚のエースストライカーを擁し、難敵とみていた高崎経済大学に競り勝った1勝は大きい。(サーブレシーブで大きく崩れなかったことが良かった?)
第五試合 対東京農工大学
際立ったプレーヤーが不在で、全体におとなしい印象。
第1セット
スタメンは、河本(4)、内藤(2)、小野寺(3)、和田(16)、岡野(19)、高井良(6)、リベロ 平野(17)。カムバックした3年生の和田を河本の対角に起用。
立ち上がり、農工大にサービスエースを2本決められ、1:3。さらにサービスミスと相手ブロックに阻まれ、2:6と苦しいスタート。ここで和田がスパイクを決め、挽回のきっかけを掴むと、小野寺がお返しのサービスエースを2本決めて、5:6と追い上げる。相手スパイクで1点返されるも、再び和田がサーブ権を取り返すスパイクを決め、自ら好サーブを連発。岡野、河本の攻撃陣が躍動し、連続7得点、スコアを12:7とひっくり返す。ブロックを決めた河本に代わって、サーバーに兵永(8)を送る。相手の荒っぽいプレーにも助けられ、16:11、19:13とリードを保つ。岡野のセンタークイックで20点台にのせ、前衛に河本が戻ると、彼にトスを集中させ、岡野のサービスエースを絡めて一気に24:16とセットポイント握り、第1セットを取る。
和田が攻守に存在感をみせた。
第2セット
スタメンを変更し、小野寺(3)、山本(1)、高井良(6)、和田(16)、内藤(2)、西田(7)。リベロは不動の平野(17)
小野寺のサーブでスタート。相手のスパイクミスに乗じて、和田、山本のスパイクに小野寺のサーブポイントを加え、いきなり6:0と突っ走る。その後ややもたつくが、西田、内藤、小野寺、和田の攻撃陣が着実に得点。8:5、10:7、11:8、15:11、17:14と常時リードを保つ。
後半、高井良の好サーブが相手ミスを誘い、連続5得点で21:14。さらに内藤が相手をブロックして、22:15。ここで西田に代わり、水島(10)を投入。見事期待に応えてスパイクを決め、24:15。マッチポイントを握る。最後は和田がサービスエースを上げてゲームセット。危なげなく農工大を下した。
セットカウント 2:0(25:16、25:15)
【寸評】
相手のミスの多いプレーに引きずられることなく、自分たちのバレーができたことが勝因だろう。セッター高井良は一段とよくなったのではないか。また帰ってきた和田の存在感も目を見張った。
【全体を通して】
2023年の春季リーグ戦は3勝1敗という好成績を残せました(1校棄権、不参加)。
リーグ戦を通じて感じたのは、サーブミスが少なかったこと、そしてサーブレシーブが大きく崩れなかったことです。一戦毎に良くなったリーグ戦。ウェルネス大学東京戦が初戦でなく最終戦であれば、終盤でみせた「しつこさ」でひょっとしたら全勝もあったのではないかと思わせるに十分でした。冬から春にかけての基本練習と多くの練習試合をこなしてきた成果だと思います。
たくさんの有望新入部員が入り、これまで苦労してきた2〜4年生と一体になった厚い選手層を背景にキャプテン小町の采配が今後楽しみです。
4月30日(日)
会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
第一試合 ウェルネス大学 v.s. 都立大学 2 : 0 敗戦
第二試合 亜細亜大学 v.s. 二松学舎大学
第三試合 北里大学 v.s. 都立大学 0:2 勝利
第四試合 ウェルネス大学 v.s. 二松学舎大学
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5月13日(土)
会場;二松学舎大学 柏キャンパス
第一試合 二松学舎大学 v.s. 武蔵大学
第二試合 ウェルネス大学 v.s. 武蔵大学
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5月21日(日)
会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
第一試合 亜細亜大学 v.s. 武蔵大学
第二試合 北里大学 v.s. 二松学舎大学
第三試合 亜細亜大学 v.s. 都立大学 0:2 敗戦
第四試合 武蔵大学 v.s. 北里大学
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6月4日 (日)
会場;二松学舎大学 柏キャンパス?(現在交渉中、南大沢の可能性あり)
第一試合 亜細亜大学 v.s. ウェルネス大学
第二試合 都立大学 v.s. 二松学舎大学 セットカウント0:2 敗戦
第三試合 北里大学 v.s. ウェルネス大学
第四試合 都立大学 v.s. 武蔵大学 セットカウント 0:2 敗戦
第五試合 亜細亜大学 v.s. 北里大学
第六試合 武蔵大学 v.s. ウェルネス大学
(詳細試合順序は不明です。事務局の勝手な想像です)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
順位決定戦
6月17日、又は18日の可能性が高いそうですが、、未定です。
会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
5月14日(日)男子6部Bの二日目(一校が棄権のため5チームで対戦)は高崎経済大学で残りの試合が行われました。
東京都立大学 2:1 高崎経済大学
東京都立大学 2:0 東京農工大学
結果、東京都立大学は3勝1敗となって順位決定戦に臨むことになりました。
順位決定戦の日程は未定です。
春のリーグ戦初戦からの観戦記は追って掲載いたします。
(事務局 27期・上原)
【決意表明】
いつも東京都立大学女子バレーボールを応援いただきありがとうございます。
昨年度の秋季リーグ戦は、6部降格という悔しい結果となりましたが、現在その悔しさを糧に、部員一同春季リーグ戦に向けて全力で練習を行っております。練習内容においては、秋季リーグ戦で得た課題である2段トスやサーブカットの精度を上げる練習を、特に時間をかけて取り組んでおります。
春季リーグ戦では、5部に昇格することを目標に精一杯頑張って参りますので、温かいご声援いただきたく存じます。
東京都立大学女子バレーボール部主将 青山優希
女子の春季リーグ戦初日が2023年4月30日(日)に、東京都立大学南大沢キャンパス体育館で行われました。
今季、女子は6部グループBで、武蔵大学、二松學舍大学、亜細亜大学、北里大学、日本ウェルネススポーツ大学東京キャンパス(以下ウェルネス大学東京と呼称)の5校と優勝を争います。(注;日本ウェルネススポーツ大学は4部にもチームがあり、東京キャンパスとは別チーム)
初日はウェルネス大学東京と北里大学の2校と対戦しました。熱戦の模様をお伝えします。
第一試合 vs ウェルネス大学東京
ウェルネス大学東京は人数7名の小さなチーム。上背あるエースの破壊力はそれほどでもないが、鍛えられたレシーブからセッターが安定したトスを上げる。
第1セット
スタメンはサーブ順に中村(2)、吉田(4)、青山(1)、田中(9)、大坪(6)、伊藤(10)。伊藤セッター、 リベロは江口(3)。
開始早々、相手サーブがネットインの不運。その後もサーブレシーブが乱れ、トスが思うように上がらず、連続失点。相手エースにもスパイクを決められ、あっという間に2:10とされる。たまらずタイム。
ラリーのなか、田中のフェイント、スパイクでなんとか一矢を報いて、5:12とするが、再びサーブレシーブが崩れて、連続失点。5:16 で再度タイムをとり、中村のフェイントなどで8:17と挽回するも、相手の強いサーブに翻弄されて、6連続失点。反撃できないまま、ミスの連鎖が止まらず、押し切られる。
10:25。
第2セット
サーブレシーブが乱れ、1セット目と同じような展開。
2:9 となったところでタイム。
中村がフェイント気味のスパイクを決め、5:11とするが、ラリーが続かず、連続5失点で、5:16。ドリブル反則をとられ、6:18となったところで、2回目のタイムアウト。しかし効果なく失点を重ね、6:22とされる。
終盤、青山がナイスブロック、スパイクでひとり気を吐いて、9:23とするも、
最後はストレートコースに相手エースのスパイクを決められゲームセット。
10:25。
セットカウント 0:2(10:25、10:25) 敗
【OBの目;寸評】
ウェルネス大学は鍛えられたミスの少ない、堅実なプレーをする。なんとかラリーに持ち込む場面もあったが、都立大学が先に崩れてしまっては勝負にならず、完敗。サーブレシーブを立て直すことが課題であろう。
第4試合 vs 北里大学
北里大学は、アタック力はそこそこあるが、セッターが不安定という印象。
第1セット
スタメンはサーブ順に田中(9)、大坪(6)、 伊藤(10)、中村(2)、吉田(4)、青山 (1)、 リベロ江口(3)。第1試合の布陣を3つローテーションさせ、好調中村を前衛左に配してスタート。
田中サーブで試合開始。好サーブで相手を崩し、連続4得点、4:0と好調な滑り出し。相手のサーブに手こずり、やや乱れたが、大坪、中村、青山のスパイクで優勢に試合をすすめ、5:2、8:6とリードを保つ。相手セッターのドリブルに乗じて、田中がスパイクでたたみかける。さらに青山のブロックがきれいに決まって13:8。伊藤がセンターから足の長いスパイクをエンドラインに決め、15:8。ここで相手がタイムアウト。
しかし青山の好サーブが続き、サービスエースもからめて19:8 と大きく点差を広げる。大坪のフェイントで20点台に乗せると、田中が好サーブを連発。一気に5得点、相手ミスにも助けられて、第1セットを先取。
25:12
第2セット
相手サーブからだったが、すぐさまサーブ権を奪い、田中のナイスレシーブから伊藤がブロックを決め、4:0。第1セット同様、主導権を握る。
中村、伊藤、田中のスパイクで8:3とリードを保つ。青山がブロックを決め、10:3としたあと、ミスでややもたつくが、再び青山が値千金のブロックで11:5と大きくリード。大坪、中村がブロック、スパイク、フェイントをたたみかけるように決めて連続得点。点差を広げて18:8。
しかし油断したのかサーブミスをきっかけに相手のサービスエースやスパイクを決められ、連続4失点。嫌な展開になったところで、タイムをとり一息つく。18:12。
相手のドリブルや再三のアタックミスに助けられ、20点台に乗せるが、相手サーブをジャッジミスしてしまい、22:17と詰め寄られる。ここでピンチサーバー立山(7)を投入。巧みなサーブで相手を翻弄、青山の好ブロックも出て、一気に決着をつけた。
25:17
セットカウント 2:0(25:12、25:17) 勝
【OBの目;寸評】
セッターの出来がそのまま結果に表れた。相手セッターは1セット目に4つのドリブル反則を取られ、その影響かトスが不安定で、アタッカーのミスも目立った。セット中盤の勝負どころで、こちらはほとんどミスなく連続得点を重ねることができた。サーブで圧倒し、終始優位に試合をすすめたことが勝因。
リーグ戦初日は1勝1敗。
2戦目の相手、北里大学が試合時間になっても会場に表れないハプニングがあり、あわや没収試合かと思われましたが、約2時間遅れで対戦することができ、しかも勝利したことは大いに自信になったことと思います。
やはりサーブレシーブがカギ。安定したレシーブを上げることがセッターの負担を減らし、アタッカーの力を引き出すことになります。2日目の21日も熱戦を期待しています。
(21期 佐藤 恒夫)
2022年7月3日に行われた大阪公立大学定期戦(略称“阪公戦”、旧称“府大戦”)男子バレー部の試合はフルセットの末、東京都立大学が勝利を飾りました。現役部員の情報とスコアシートから見えた試合の様子をお伝えします。
最初にスコアシートに沿って全セット試合の流れを、そして試合に出場した現役部員が振り返った「現役の声」を掲載します。
氏名の後の( )は、背番号とポジションを示します。敬称略。
【おことわり】この記事はスコアシートと取材からできる限り試合を再現、構成したものです。記述しきれなかった場面もあることをご了承ください。
定期戦は5セットマッチで行われた。
今年の大阪公立大学(以下、阪公大)は、エーススパイカーがサウスポーで、ライト攻撃を主体にしたチーム。エースが下がるとレフトとセンターとライトバックを上手く使いながら回してくる。高さのあるブロックとリベロを中心にしたレシーブで粘っこいバレーをするが、サーブはさほどでもなく、プレーはやや粗いという印象だった。
第1セット 20:25
スタメンは、サーブ順に関崎(11、セッター)、小町(5、レフトオープン)、山本(2、センター)、小野寺(3、ライトオープン)、河本(10、レフトオープン)、岡野(7、センター)。5セットマッチなので、攻撃陣を厚くし、リベロを置かない布陣とした。
公立大サーブで試合開始。立ち上がり、サーブレシーブが乱れて連続失点。あっという間に1:6と劣勢に立つ。河本、小町のスパイクでサーブ権を奪うも、序盤はサーブミスを重ね、連続して得点できない。逆にスパイク、ブロックを続けて決められ、7:13と差を広げられる。中盤ようやくレシーブが上がり始め、山本のセンタースパイク、小野寺のオープンアタック、岡野のセンターからのクイックが決まり、公立大のミスもあって、連続4得点、14:16と追い上げる。公立大たまらずタイムアウト。その後は双方点の取り合いとなり、先に公立大が20点台に乗せる。17:21でこちらもタイムアウトをとり、リズムを変えようとするが、序盤から中盤の連続失点を挽回できず、最後はタッチネットとサービスエースを献上して、20:25で落とす。
第2セット 25:22
都立大サーブで始まるが、公立大が立て続けに3本のサーブミス。こちらはサーブレシーブが安定し、岡野のセンタークイック、小町のスパイクなど攻撃に厚みが出て7:3と優位に立つ。相手はタイムアウトを取って流れを変えようとするが、都立大の攻勢は続き、岡野のサービスエース、小町のスパイクで、11:5と大きくリード。しかし気が緩んだかサーブレシーブが乱れてトスが上がらず、公立大にサービスエースも決められて14:13と1点差に詰め寄られる。このセット最初のピンチ。河本が嫌な流れをなんとか断ち切り、18:14。中盤は双方オープン攻撃主体の試合展開。小町のスパイクで20:17とリードを保つ。終盤、こちらのサーブが甘くなり、逆に公立大サーブに押されてスパイクが決まらず徐々に失点。ついに22:22と追いつかれる2度目のピンチ。ここでタイムアウトを取って一息。プレー再開直後、公立大が致命的なサーブミス。これをきっかけに公立大が崩れて一気に25:22と第2セットを奪った。
このセット、双方サーブミスが多く、都立大は4本、公立大は9本を数え、この差が点数に表れた。
第3セット 18:25
公立大サーブで始まる立ち上がり、不安定なサーブレシーブからスパイクミスが続き、サービスエースも決められて、1:4と先手を取られる。それでも河本や岡野のスパイク、山本・小町のブロックで挽回、8:8とする。しかし中盤、サーブレシーブの苦手な山本が集中して狙われ、リベロを外したことが裏目にでる。途中タイムアウトをとるも攻撃を立て直せないまま、連続5失点で10:16。さらにサービスエースも決められて11:19と点差を広げられてしまう。終盤、河本の果敢なバックアタック、小野寺がスパイクで頑張り、関崎のサービスエースで18:22まで追い上げるが、中盤の失点が重く、18:25で第3セットを落とした。
第4セット 25:22
サーブ権は都立大。開始早々サーブミス。いきなり1:5とされ、たまらずタイムアウト。河本がふんばり、岡野のセンタークイックで4:7としたところで公立大がタイムをとり、4:9と点差を広げられる。ここから奮起。関崎の好サーブが相手リベロを崩し、レフトから小町、ライトから小野寺、センターから山本がスパイクを次々と決め、連続5得点と挽回、9:9の同点に追いつく。さらに小町も公立大リベロを狙ったサーブで崩し、河本のスパイク、山本・小野寺のブロックを引き出して、12:11と逆転。山本がセンタークイックを決めて13点目を奪ったところで、山本に代えてピンチサーバに石井(14、センター)を投入。公立大陣形を崩す見事なサーブを放つ。勝負どころの14:14。小野寺に代え、森山(1、ライトオープン)をピンチサーバーに送り、公立大を崩すと、岡野がブロック、スパイクを連続で決めて16:14と一歩抜け出る。公立大はタイムアウト。
両チームとも疲れが見え始め、中盤から終盤にかけてミスの多い試合展開となる。サービスエースを決められ、19:20と逆転されたところで、即座にタイムアウト。ここから小町、河本がスパイクにブロックに踏ん張り、息詰まる点の取り合い。20:20から22:21と再逆転。河本が公立大エースを潰す値千金のブロックを決めて24:22とし、最後は山本が第3セットの借りを返すサービスエースで締めくくった。25:22。
第5セット 15:13
第4セット終盤の勢いそのままに、山本が好サーブを連発。岡野、小野寺が公立大エースを3本連続してシャットアウト。立ち上がりから連続6得点で、6:0と大きくリード。その後サーブレシーブが崩れて3失点するが、岡野のクイックが雰囲気を立て直す。9:5で岡野に代え、森山をピンチサーバーに投入。双方サイドアウトの応酬が続く。途中12:10の場面で、都立大が返したボールのサイドマーカー通過のジャッジを巡って紛糾。12:11とされたが、すかさずタイムアウト、流れを引き戻す。終盤、エーススパイカーの打ち合いになったが、河本の力が勝り、ついに14:12とマッチポイントを握る。最後は小町がレフトから豪快に決めてゲームセット。粘る公立大を振り切った。15:13。
【現役の声】
・第1セット
サーブミスとサーブカットで自滅した印象あり。ただレフト・センター・ライトと幅の広い攻撃はできた。
[良かった点]0:16→14:16;粘りのバレーを見せて、相手のミスで得点&小野寺・岡野のスパイクで連続得点。相手がタイムアウトをとる。
[反省点]1:2→1:6;サーブカットが乱れて相手の思い通りのバレーをされる。
・第2セット
相手のミスに助けられた印象あり。味方のトスも荒れ始めたが、決まった全スパイクのうち、90%程度が両レフトの決める単調な試合になった。(スパイクを打ったのは、河本・小町・岡野の3人のみ)
[良かった点]2:2→11:5;サーブカット安定→スパイクが決まる。ただ連続得点中のサーブミス2本は勿体なかった。
[反省点]11:6→12:-10;カット乱れる&トスミスで自滅。
22:20→22:22;サーブが甘く入り、相手に気持ちよく決められる。一方、相手サーブに差し込まれてスパイクでミスが出る。
・第3セット
サーブカットで慣れない山本が狙われ始め、他のメンバーもカバーできず大量失点した。一方の自分たちのサーブでは、ほとんど相手を崩せずにやられた。
[良かった点]14:22→18:22;河本のバックアタック→関崎のサービスエース→小野寺のスパイクなどで連続得点をとる。これが次の4セット目にいい影響を与えた。
[反省点]0:0→0:3;サーブカットとチャンスカットが全て乱れてトスも乱れる。その結果、相手に決められたりこちらがミスをしたりした。
9:11→10:16;サーブカットで山本が狙われ始める。周りもカバーできない。
・第4セット
相手のリベロが崩れ始めたところをしっかり狙えたのがよかった。ただ両チームとも疲れが出始め、雑なプレーやミスが多く見受けられた。
[良かった点]4:9→12:12;関崎&小町のリベロ狙いのサーブの全てが相手を崩し、レフトを中心に決めきることが出来た。
13:13;ピンチサーバーの石井が相手を崩す見事なサーブを打った
22:21;河本が相手エースを潰す見事なブロック→5セット目にいい影響を与えた
25:22;山本がリベロ狙いのサービスエース
[反省点]0:0→1:5;サーブミス×2と雑なプレーでゲームの入りは自滅した。
・第5セット
最初の6点が大きかった。相手エースを3連続ブロック&山本がリベロ狙いのサービスエースで相手のチームの柱を潰した。12-9以降は両レフトと相手のライトエースが1本で決めきるスパイク合戦になった。12-10でジャッチを巡って揉め合いが生じ、流れを持っていかれそうになったが、タイムアウト後に上手く切り替えられ、逃げ切ることが出来た。
[良かった点]0:0→6:0;エース潰しのブロック3連発。山本のサービスエース2本。
[反省点]6:0→6:3;サーブカットミス→相手に気持ちよく決められた。
【OBの目】
この試合の勝負のカギは第4セットでした。第1,第3セット同様、立ち上がりに先行されましたが、早い段階で立て直し、好サーブで相手を揺さぶり、主導権を握ったことが逆転勝利につながりました。現役からもこのセットの良かった点がたくさん挙げられました。
スコアを追っていくと、サーブが各セットを左右していることがよくわかります。いかに勝負どころで効果的なサーブを打ち、不注意なサーブミスを少なくするか。サーブは一人でボール処理できる唯一のプレーだけに自分で工夫して磨くことができます。逆にサーブを受けるほうではいかに安定してレシーブできるか。ボールをコントロールするのは低い姿勢からの丁寧なアンダーやオーバーパスの繰り返し練習です。ごく基本的なことですが、こうした意識や工夫が試合の結果です。
現役の皆さんは、選手もマネージャーも「阪公戦は楽しかった」と口を揃えます。やっぱり勝った試合は楽しい。応援する方も嬉しい。もっとたくさんの楽しい試合を全員で目指して欲しいと思います。
記録をまとめるにあたり、2年生のレフトスパイカー小町さんに多大なご協力をいただきました。【現役の声】は彼の総括です。厚く御礼申し上げます。
(文責;佐藤恒夫 21期)
7月1〜3日、恒例の大阪公立大学(旧大阪府立大学)定期戦が大阪で行われました。
昨年、一昨年とも新型コロナ禍で中止を余儀なくされましたが、今年は3年ぶりに復活。今年から相手の名称が「大阪公立大学」と変更になり、定期戦の名称は「阪公戦(はんこうせん)」となりました。
が、当面は従来通り「ふだいせん」と読み替えたほうがしっくりくるのではないかと思います。
さて3年ぶりの男子阪公戦は5セットマッチで行われ、3:2(21:25、25:22、19:25、25:22、15:13)の激闘を制し、大阪公立大学を下しました。2019年の東京大会に続く連勝です。
新チームは春の関東大学リーグ戦では苦戦しましたが、徐々に力がついてきたのではないかと思います。今回大阪まで応援に行くことがかないませんでしたので、勝利の様子をホームページご覧の皆さまに詳しくお伝えするできないことがたいへん残念です。
また、女子の試合は大阪公立大学側のチーム編成ができないということで中止となってしまいました。こちらもたいへん残念です。
来年の東京大会では男女とも連勝を重ねることを祈っております。
なお、阪公戦全体では都立大学の6勝12敗で大きく負け越してしまいました。数少ない勝ち点を稼いだバレー部に“あっぱれ!”。
「ふだいせん」の様子は現役諸君のツイッターやインスタグラムに掲載されています。アクセスできる方はそちらも是非ごらんください。
ツイッターは次のURLからごらんいただけます。
https://mobile.twitter.com/tmuvolley
インスタグラムのアカウントは、”tmu_volleyball”。InstagramあるいはFacebookを利用している方はログインすれば、下記URLからご覧になれます。
http://instagram.com/tmu_volleyball
(文責:佐藤恒夫 21期)
6月12日(日)、東京都立大学体育館で横浜市立大学定期戦が行われました。
エール交換や太鼓の乱打こそなかったものの、定期戦らしくチアリーディング総出の応援団がコート脇で声援を送ってくれました。試合の様子をレポートします。
氏名の( )は背番号です。
横浜市立大学男子定期戦 負 1:2(20:25、25:22、21:25)
第一セット 20:25
スタメンは、河本(10)、山本(2)、小野寺(3)、森山(1)、岡野(7)、関崎(11)、リベロ 一松(12)。小町(5)が体調不良でスタメンから外れ、森山が起用された。
森山のサーブで試合開始。立ち上がり、サーブーレシーブが乱れる悪い癖がでて、1:3とリードを許すが、小野寺の好サーブに呼応するように岡野、河本の連続スパイクが決まり、一気に7:4 と逆転。相手はたまらずタイム。その後も河本、森山、岡野の攻撃陣が好調、11:6と点差を広げる。
しかし相手の高いブロックに森山、小野寺が阻まれ、また上背ある相手スパイクに当たりが出始め徐々に点差が縮まってくる。13:10から14:13と1点差。ここで山本がサービスエースを決め、16:13。突き放したかに見えたが、サービスミスで勢いが途切れてしまい、逆にこちらのサーブレシーブがきちんと上がらず有効的な攻撃につながらない。相手にブロック、スパイクを決められ、16:16同点とされる。ここで岡野が一人気を吐き、連続クイックを決め、17:16から19:17と再逆転。河本のサービスエースが出て、20:18と押せ押せムード。しかし勝負をかけた次のサーブがエンドラインを割り、これが痛かった。
相手に高いスパイクを打ち込まれ、頼みの森山のスパイクは決まらず、20:19から一気に崩れてしまう。途中作戦タイムを取るも効果なく、自滅の連続7失点で20:24。最後はサービスエースを献上して、万事窮した。
サービスミスはこのセット6本。終盤のサーブミスが試合の勢いを削いでしまった。
第二セット 25:22
序盤、双方ともチームの持ち味を活かした鍔迫り合い。5:5、6:6と我慢比べが続く。
相手がスパイクミスしても、森山がブロックされ、8:8。
相手の高いスパイクに惑わされ、思わずアウトボールに手を出してしまう悪い癖がでて、9:12とリードを許す。サーブレシーブが乱れ、河本がスパイクを打ちきれず、10:14となかなか追いつかない。小野寺のサービスエースで、12:14とし、森山に代え、小町を投入。いきなり相手ブロックを弾く力強いスパイクを放ち、相手スパイクミスを誘って15:15と追いつく。
中盤、立ち上がりと同様に点を取り合う展開。16:18と引き離されそうになったが、小町のスパイク、関崎のサービスエースで息を吹き返し再び同点、18:18。相手スパイクが決まり、18:19とされたが、相手のサーブミスでラッキーな得点。小町がスパイクで相手陣形を崩すと相手エースがスパイクミス、20:19と逆転したところで、相手は作戦タイム。
河本のスパイク、フェイントが連続して決まり、22:20。岡野が相手エースをシャットアウトして23:20。さらに岡野の仕掛けたクイックに相手が思わずタッチネット、これでセットポイントを握り、最後は相手がサーブミスを犯し、25:22と1セットを奪い返す。
第三セット 21:25
立ち上がり、小野寺のスパイク、河本〜山本の時間差で攻撃リズムを作り、3:1とリード。
しかし、岡野が止められ、逆に相手の高いスパイクを止められず、4:6と劣勢に立つ。
関崎がブロックで、7:7と追いつき、意気上がるも、岡野が痛いサーブミス。
サーブレシーブが乱れ始め、2本のサービスエースを含めて、7:10 とされたところでタイムを取るが、さらに2点献上、7:12と引き離される。
ここで森山に代え小町を投入。さっそく小町と小野寺が決めて、9:12とするが、レシーブが上がらず、相手の高いブロックに阻まれ、連続5失点。途中タイムを取るも効果なく、9:17と大きくリードされてしまう。
レシーブ固めで満島が入り、河本、岡野のスパイク、相手ドリブル反則で少しずつ挽回するが、15:22と差はなかなか縮まらない。岡野のブロックで16:23,7点差。相手のサーブミス、スパイクミス、タッチネットに乗じて、17:23から20:24とし、関崎がサービスエース決めて、21:24と追い上げると、相手は作戦タイム。これで勢いが削がれ、中盤の大量失点を取り返すには至らなかった。最後は相手エースにレフトからとどめを刺されてゲームセット。
【OBの目;寸評】
久しぶりにみた横浜市立大学は長身の選手が揃っていて、高さを武器とするチームだった。しかしスパイクはそれほど厳しくはなく、受身にまわると脆さがみえた。関東大学リーグでは5部におり、来シーズンは一戦まみえることになるかもしれない。
横浜市大との力の差はほとんどなく、2セットを奪ってもおかしくない試合だった。主力を体調不良で欠く影響はあったかもしれないが、勝負どころで自ら崩れて失点を重ねてしまう悪いパターンが勝利を遠ざけてしまった。リーグ戦でもしばしばみられた場面。きっかけは試合の流れ切ってしまう些細なミス。サーブ、レシーブ、パスなど基本プレーの失敗に尽きる。克服するにはボールを狙ったところにコントロールできるよう、パスやレシーブの精度を上げる地道な練習を全員で重ねることしかない。身体面では下半身の強化。技術面では練習の目的や意義を意識するだけでも効果は上がると信じる。
試合後、チアー応援団の演技が披露され、交流戦ならではの雰囲気で盛り上がりました。また両校のメンバーが入り混じったチーム同士の親善マッチなどが行われ、横浜市立大学と親善を深めていました。
東京地区国公立大学戦は幹事校から連絡なく、今年も行われないようです。
しかし、コロナ禍で2年間中止されていた大阪公立大学(旧大阪府立大学)との定期戦は今年7月3日、大阪で復活します。久々に開催される歴史ある定期戦では、現役の皆さんのいっそうの奮闘に期待します。
なお、これまで「府大戦」と呼ばれていた東京側の通称がどうなるかは情報がありませんが、われわれOB/OGの間ではそのままでもよいかと思います。
(文責:佐藤恒夫 21期)
6月5日、関東大学バレーボール春季リーグ戦男子4部の順位決定戦が行われました。会場は城西大学坂戸キャンパス、対戦相手は芝浦工業大学で、奇しくも昨年秋期リーグ戦でグループの最下位を争った相手でした。試合経過をお伝えします。
氏名の( )内は背番号を示します。
関東大学バレーボールリーグ男子4部 11、12位順位決定戦
対 芝浦工業大学戦 負 1:2(23:25、25:23、22:25)
第一セット 23:25
スタメンは、河本(10)、小野寺(3)、山本(2)、岡野(7)、小町(5)、関崎(11)、リベロ 一松(12)。今日は西田(8)が不在で小野寺(3)が出場。
開始から動きが硬く、サーブレシーブを思うようにコントロールできないまま、相手にブロックやサービスエースを決められ、ずるずると失点。1:6とされる。
岡野のクイックがようやく決まり、次第にリズムが出てくる。相手の決して良いとはいえないサーブレシーブのミスを突いて、河本、小町のスパイクが決まり出し、5:8と挽回したが、河本が痛いサービスアウト。勢いに乗れない。サーブ権をとられると、攻撃陣が相手のブロックに捕まり、ふたたび6:12と離される。山本のクイックからチャンスボールを奪い、小町につなげて一矢報いるも、またもサーブミスで、7:13。点差が縮まらず、ここでタイムアウト。
奮起した小町が相手ブロックを弾き、河本の連続スパイクで11:14と追いすがるが、ここでまたサービスミス。さらにサーブレシーブが乱れて11:16と依然ビハインド。
相手のサーブミスにつけ込んで、一松のナイスレシーブから河本がスパイクをたたき込み、続くサービスエースで14:16と挽回。岡野がきれいにクイックを決め、15:18とするも、相手にスパイクを続けて決められて15:20とリードが広がったところで再度タイムアウト。
小町がブロック狙いのうまいスパイクで、16:20。お互いサーブミスを繰り返し、少しダレたところで山本がクイックを決めて18:22とし、森山(1)をピンチサーバーに投入。これがあたって相手のサーブレシーブを崩し、河本のフェイント、さらに森山がサービスエースを決めて20:22。小野寺にもサービスエースが出て、22:23と1点差に肉薄。
しかし、白熱した攻防もここまで。最後は河本がサーブミスして第1セットを落とす。
このセット、サーブミス8本は多すぎた。
第二セット 25:23
いきなり山本のクィックで先取点。小野寺、河本のスパイクがよく決まり、4:1とリード。
波に乗るチャンスだったが、関崎〜小野寺のライト攻撃コンビネーションが合わず、似たようなミスを繰り返し2失点。不安がよぎる。しかし、河本がサービスポイントを稼ぎ、小町が力強くブロックを弾いて、8:5とリードを保つ。相手が作戦タイム。
ここからサーブレシーブが崩れる悪い癖が出はじめ、徐々に点差を詰められ、9:10と逆転されたところでタイムアウトを取る。小野寺のブロックで、11:11と同点。粘り強いレシーブから岡野が決め、13:12と再逆転。ここで相手がタイム。
中盤は双方、点を取り合う一進一退の息詰まる展開が続く。その中で小町が何本も止められながらも周囲のカバーに助けられ、連続スパイクを決めて17:15。さらに小野寺、河本が続けてスパイク、フェイントをうまく決め、20:17と20点台に乗せて抜け出す。
山本に代わり、ピンチサーバー野中(13)を投入すると、好サーブを連発。河本のスパイク2本につなげて23:19とし、相手サービスミスで24:20、セットポイントを握る。このまま押し切れる!と思ったが、河本がブロックされ、岡野のスパイクも阻まれて、24:23、1点差に詰め寄られるピンチ。このまま崩れてしまいそうになったところを踏ん張った!最後は頼れる河本が豪快に決めて、25:23とついに1セットを奪う。
第三セット 22:25
お互いサーブミスで始まった最終セット。こちらの動きがまたぎこちない。1:4となったところで、一度タイムアウトをとって落ち着こうと試みたが、頼みの河本のスパイクがアウトとなり、サーブレシーブにも乱れが出て、1:7と序盤から大きくリードを許す展開。
ここから河本、岡野のスパイク。河本の好サーブに呼応して、相手の強烈なスパイクをレシーブするリベロ一松のファインプレーにより、次第にリズムが戻り、連続5得点。7:9と徐々に挽回する。しかし、こぼれ玉をチャンスにできず、ラリーに持ち込むも決め手を欠いて、再び9:13とされ、コートチェンジ。
小町がブロックを崩す気迫のスパイクで1点を返したことをきっかけに、サーブで相手陣形を崩して、前衛に上がった河本がスパイクを連発、相手のスパイクミスも絡んで連続6得点。一気に15:14と逆転に成功。ここでピンチサーバーに起用された野中がサービスエース。チームの士気が上がる。さらに岡野がクイックを決めて18:16とリード。丁寧なレシーブから河本がまた決めて19:17とする。岡野のブロックが惜しくもアウトとなり、追いつかれるが、スパイクを決めて挽回、20:19とまだリード。
終盤の勝負どころ、1点1点が大事な場面。しかし、チャンスボールを得てもスパイクにつながるトスが上がらず、再三スパイクを打ちきれない。タッチネットなどのミスを重ね、逆に21:23と先行されてしまう。山本がブロックして、22:23と1点差としたが、関崎が痛恨のサーブミス。最後はサーブレシーブを崩されて効果的な攻撃ができないまま、逆に相手レフトからの強烈なスパイクをブロックしきれず、22:25でゲームセット。
【OBの目;寸評】
芝浦工業大学は昨年秋に同じグループで最下位を争った因縁のチーム。この4月に見学した練習試合で再会した印象では、勝負どころでスパイクやレシーブをミスする雑なプレーが目立った感じだった。この試合でもサーブローテーションを間違える顛末があった。
この試合、昨年秋以来初めて公式戦で1セットを奪い、初勝利も不可能ではなかった一戦だった。全体にレシーブがリーグ戦のときより丁寧で、トスからスパイクにつながる流れができていたことが一つの要因と思われる。落としたセットはいずれも序盤の失点が重かった。特に3セット目。中盤では互角に試合をすすめていただけに惜しまれるセットだった。立ち上がりに失点を抑え、得点を稼ぐことをチーム全体で強く意識するだけでも改善されるのではないか。また、チャンスボールがセッターにピシっと入らず、ネット際あるいはオーバーする場面が少なからずまだ見られた。もっと安定したレシーブ姿勢とフォーメーションがとれると得点力が増し、楽な試合運びができるはずである。
2年生控えの野中のサーブ、また1年生小野寺のスパイクが試合で十分通用したことが明るい材料だった。
2022年春季リーグ戦の5部順位決定戦、敗れはしましたが、昨年秋からの公式戦12試合目で初めて1セットを獲りました。先々週の最終戦でコメントした“チームメートと一緒に”“基本プレーに立ち返った よい試合のできる”プレーが少し見えて、一つ前進できた試合ではなかったかと思います。
課題はまだまだあります。基本を一つ一つ見直し、チームメートにやさしいボールを丁寧に渡すプレーを心掛けて、チーム力を向上させて欲しい。そして何より楽しくプレーすることを願っています。
(文責:佐藤恒夫 21期)
5月29日、関東大学バレーボール春季リーグ戦女子5部の順位決定戦が行われました。会場は東京都立大学体育館。対戦相手は武蔵大学でした。
それでは試合の模様をお伝えします。
関東大学バレーボールリーグ女子5部 9、10位順位決定戦
対 武蔵大学戦 勝 2:0(25:18、25:23)
スタメンは、田中(2)、中村(6)、時杉(8)、廣野(7)、青山(5)、江口(3)。
両エースのレフトスパイクの打ち合いで試合が始まる。相手はフェイント気味のソフトスパイクを多用。こちらに戸惑いがあったか、やや動きが硬く、レシーブフォーメーションが崩れて4:6とリードを許す。
中村のスパイクでサーブ権を得ると、江口のサービスエースを含む好サーブで相手を崩し、連続得点。廣野バックアタックでついに8:7と逆転。
だが相手エースが前にくると、長いラリーが続き、レシーブ勝負。またもフェイントを多用され、連続4失点で、9:12。中村ががんばり、11:12と挽回。追い上げムードになったが痛いサーブミスにネットタッチの反則で、11:14とまた点差が開く。
ここから時杉が好サーブを連発、相手に攻撃らしい攻撃をさせず、長いラリーを粘り強い全員レシーブでボールをつないで、廣野、青山で決める得点パターンを展開。連続6得点で再逆転、17:14とする。たまらず相手はタイムアウト。
青山のナイスサーブで相手のミスを誘い、さらに連続3得点。21:16とし、 相手は再びタイム。しかし流れは変わらず、相手のフェイント気味のスパイクをレシーブで拾いまくり、逆に田中、中村のフェイント、スパイクで23:17とほぼこのセットを決める。
相手エースのタッチネット反則に乗じて、最後は廣野が豪快に決めて第一セットをとる。
第二セット 25:23
開始早々、相手がサーブミス。廣野のスパイク、時杉のサービスエースで4:1とリード。このままいけるかと思われたが、相手にサービスエースを2本続けて決められ、相手エースのフェイントにまたしてもやられて4失点。4:5と逆転される。
ネット際のボールがことごとくこちらのコートにこぼれる不運もあり、レシーブが乱れる。サーブミスも重なり、相手スパイク、フェイントを決められて6:9 となったところで、タイムアウトで一息入れる。
田中のコース狙いのスパイクが決まり、7:9と追い上げ、サービスエースを含む田中の巧みなサーブが廣野のスパイクを呼び、連続4得点。11:11と追いついたところで、相手がたまらずタイムアウト。このタイムでこちらのリズムが微妙にずれる。
中村がスパイクして再び12:12の同点とするも、廣野に疲れが出たかスパイクミスが重なり、12:16と4点差に引き離されてしまう。
ここで青山が相手エースを完璧にブロックし、連続失点を止める。13:16。その後双方ともレシーブの拾い合いの様相、相手エースが打てば、こちらは田中、中村のスパイクで対抗。15:17、16:18、17:19と序盤許したリードをなかなか取り戻せないじりじりした展開。
中村、田中の連続スパイクで、やっと同点。19:19と追いついたが、好サーブを続けていた江口が痛恨のサーブミス、19:20と再び1点ビハインド。
終盤の勝負どころ、中村が踏ん張り、レシーブを拾い、廣野の巧みなスパイク。21:21の同点から相手のスパイクがアウトとなり、ついに逆転、22:21。
相手がタイムアウトをとって、再び22:22とされたが、廣野がスパイクを返し、さらに青山がこのセット3つ目の値千金のブロック。24:22とマッチポイントを握る。相手エースに1点返されるも、最後は大黒柱 廣野渾身のスパイクでゲームセット。
【OBの目;寸評】
武蔵大学はレシーブのチーム。粘り強くボールを拾い、そつなくボールをつないでなかなか致命的なミスをしない。ただ得点源はエーススパイカー1枚のため、弱点は攻撃力の薄さだった。
都立大学もチームとして似ていたが、エース廣野をはじめ田中、中村、青山といった攻撃陣の技量がまさっていたことが勝因の一つ。それに加え、この試合では相手エースを常にマークしていた青山の存在が大きかった。2セット目の3本のブロックが勝負を決めたといってよい。そしてなにより、キャプテン田中をはじめ、全員が楽しそうにプレーする姿が印象的。それが粘り強いレシーブを生み、分厚い攻撃力につながったと思う。
順位決定戦の結果、今季リーグ戦は5部総合9位(1校棄権)という成績になりました。
初戦から大型センター伊藤(1)を足の怪我で欠き、リベロも出せない苦しいフォーメーションの中で、さらに新型コロナ禍のためレギュラーが出場できない試合もあり、なかなかベストなフォーメーションを組めず、勝ち試合に恵まれなかったようです。それでもこの試合では自分たちのバレーを楽しくできたという思いが溢れていたように思います。来シーズンに向け、練習を積んでさらにレベルアップしたプレーを期待します。
今シーズン、女子の試合で観戦できたのはこの試合だけでしたので、他の試合の観戦記はお届けできませんでした。たいへん申し訳ありません。
しかしOBの撮影した試合写真の掲載で、熱戦の様子は伝わったのではないかと思います。「目は口ほどにものを言う」 ということでご容赦のほどお願いいたします。
(文責:佐藤恒夫 21期)
5月22日に行われた関東大学バレーボール春季リーグ戦男子4部Bブロック三日目(最終日)、2試合の模様を報告します。会場は成城大学坂戸キャンパスで当日の第2試合と第3試合の枠で行われました。対戦相手は城西大学と東京農業大学です。
第二試合 対城西大学戦 負 0:2(17:25、14:25)
第一セット 17:25
スタメンは、これまでと同じ。小町、山本、西田、河本、岡野、関崎、リベロ一松。
開始早々、相手のサービスエース。しかし山本がクイックで攻め、なんとか相手の強いサーブを2点で切る。河本、西田と左右のスパイクで相手のエースと打ち合いになるが、こちらのミスが多い分、リードを許し、3:8。
岡野がクイックで5:8とし、さらに岡野連続で速攻を仕掛けるが、トスとタイミング合わず空振り、5:10のダブルスコア。
相手のスパイクミスに付け入り、直後山本がセンターでブロック、8:10と2点差に追い上げるが、難しいトスを小町打ちきれず、さらに相手ブロックに止められ、山本のセンターもタイミング合わず、連続失点。8:14とされる。
小町の技ありのブロックアウトで9:14。再三サーブミスを繰り返す相手に乗じて、ピンチサーバー森山を送るなど、こちらのペースに持ち込みたいところだが、相手の高いブロック、スパイクに手こずり、13:19と点差は縮まらない。
河本がブロック、さらに好サーブで崩して岡野のクイックを呼び込み、15:19と連続得点。良いムードになったところで河本が痛いサーブミス。
山本のクイックは不発、小町のブロックアウト狙いで一矢報いるが、最後はネット際近すぎた関崎のトスがスパイクにつなげられず、セットを落とす。
第二セット 14:25
クイック、ブロックで先行されるも、河本会心のスパイクで3:4と食い下がる。相手は時間差など細かいワザを織り交ぜての攻撃で3:6と引き離されそうになるが、岡野のクイックが決まり、河本の好サーブ、小町のスパイクで追い上げ、6:7とする。
しかし、サーブレシーブが大きく崩れ、相手の攻撃に晒され、失点を重ねる。
小町に変えて、ルーキー小野寺を投入するが、リズムを取り戻せず、7:12となったところでタイムアウト。再開直後、関崎が痛いドリブルをとられ、さらに失点を重ね、7:15とされる。
小町技ありのブロックアウトで、8:15。河本のスパイクでサーブ権を奪い、山本のサービスエースで、10:17。しかし相手攻撃を封じてラリーに持ち込んでも、決定打に欠け、次第にレシーブが乱れてきて、失点というパターンが目立ち、10:21。
河本のスパイク、ピンチサーバー森山がサーブで崩して、12:21。
しかし、クイックを決められ、思うようにサーブレシーブができず、またも連続失点で、 12:24。小町がブロックアウトで粘るも、最後は河本サーブミスでゲームセットとなった。
【OBの目;寸評】
城西大学は指導陣がしっかりいるせいか試合運びの上手な、そつのないチーム。サーブミスが多く、やや荒っぽい面はあるが、力でねじ伏せてくる。
それに対し、こちらはサーブで崩されると苦しい。中盤まではなんとか互角に渡り合うが、攻撃陣が薄く、ラリーになっても決定打がでない。相手の攻撃を凌ぎ、切り返す2本目のセットアップに安定したボールが上げられないことが原因の一つであろう。ブロック得点の少なさも大きな課題である。
第三試合 対東京農業大学 負 0:2(10:25、8:25)
第一セット 10:25
スタメンは第一試合と同じ。
小町のサーブミスで不安な立ち上がり。山本が鮮やかにクイックを決めるが、河本、西田のミススパイクが続き、頼みの河本がブロックされて、2:5のビハインド。
河本のサーブミスをきっかけに、こちらのサーブレシーブが崩れ、ドリブルなどで連続5失点。スコア3:8でタイムアウトをとるが、こちらにリズムは戻らず、4:12と大きく引き離される。小町、西田のスパイクで6:12と少し盛り返すも、関崎のサーブが入らず、これをきっかけにこちらのサーブレシーブが崩れて、相手にクイック、サービスエース、ブロックと一方的な展開になる。途中6:19で、2度目のタイムアウトをとるが、連続8失点、6:20とされる。西田がライトから決め、7:20とするも、相手にお手本のような時間差を決められ、7:21。
河本が意地のスパイクの後、小野寺をサーバーに投入。ラリーの末に西田が決めて、10:21としたが、小野寺がサーブミス。その後一気に10:24とされ、最後は河本のスパイクがブロックされて、セットを落とす。
第二セット 8:25
小町が弱気なスパイクで失点。関崎のトスが不安定になり、河本も思いきり打てず、1:3と先行される。河本、岡野がスパイクを放ち、5:8と少しずつ挽回。
岡野のサーブ失敗の後、逆に相手の強いサーブに翻弄されて、ミスを重ねる。途中、スコア5:13でタイムアウトをとったが、フェイントを決められ、岡野の果敢なバックアタックも大きくアウト。関崎が痛いドリブルを取られて5:16とされる。その後もサーブレシーブが安定せず、6:18 から6:20と大きく点差が開いてしまう。
西田が体制崩しながらのスパイクで7:20とするが、ラリーに持ち込んでも相手攻撃陣を切り返せず、7:23。河本がスパイクで1点返すのが精いっぱい。ピンチサーバーに新人 石井を投入するも、連続失点で試合終了。
【OBの目;寸評】
東京農業大学はミスの少ない多彩な攻撃をみせる、くろうと好みのチーム。セッターがしっかりしていることが大きい。
2セットとも中盤以降試合にならなかった。選手たちも自分のプレーができないまま試合が終わってしまったのではないだろうか。やっとのことでサーブ権を得たあとの再三のサーブミスが特に痛かった。受身になると脆さが一段と顕著になり、ミスの連鎖が起きる。このリーグ戦で最も悔いの残る試合だった。
2022年春季リーグ戦はこれで全試合終了。5戦して5敗、1セットも取れない結果に終わりました。
この日は優勝候補の2チームとの対戦だったので、やむなしといえばそれまでですが、強い相手でももっと良い試合ができたのではないか。試合の勝ち負けは相手との力量差の結果でしかありません。勝ち負けではなく、「良い試合」をやろうという意識が大切です。自分の納得できるプレーができて、やりきったという満足感、達成感を持てる試合にしようという意志は普段の練習で努力して、工夫して身に付けるしかありません。バレーボールは一人ではできません。チームメートと一緒に向上していくものです。オーバーハンドパスもアンダーハンドパスも疎かにせず、基本プレーに立ち返って、部員全員で“良い試合のできるチーム”をぜひ形にして欲しいと思います。
4部の順位決定戦は6月5日(日)、城西大学で行われます。
(文責:佐藤恒夫 21期)
5月15日に行われた、関東大学バレーボール春季リーグ戦男子4部Bブロック二日目、2試合の模様を報告します。会場は成蹊大学体育館、対戦相手は成蹊大学と桐蔭横浜大学でした。
第一試合 対成蹊大学戦 負 0:2(9:25,19:25)
第一セット 9:25
スタメンは、小町、山本、西田、河本、岡野、関崎、リベロ一松。
相手サ一ブで試合開始。
開始早々、レフト河本のスパイクが止められ、苦しいスタート。岡野がセンターからクイックをきれいに決めて波に乗れるかと思ったが、相手もクイックでお返し。打点の高い相手のスパイクに翻弄され、2:5と序盤からリードを許す展開。河本の力のスパイク、小町のストレート方向の攻撃で盛り返し、5:8としたが、反撃もここまで。
サーブレシーブが大きく乱れ、相手にダイレクトスパイクを浴び、こちらの攻撃は高いブロックに阻まれるなど連続9失点。途中タイムアウトをとるも流れは変えられず、5:17と大きく離される。その後もサーブミス、レシーブミス、スパイクミスの連鎖で連続失点。セットポイント握られ、自らのスパイクでサーブ権を得た河本が強烈サーブを放つもネットにかけてセットを落とした。
第二セット 19:25
序盤、相手のミスにも助けられ、ブロックに3回かかっても粘る小町の攻撃、河本の強力スパイク、岡野のクイックなどで互角に試合を展開。4:4、5:6、6:7と食らいつく。
しかし、サ一ブが入らず、タッチネットなど細かいミスでリードできないまま、相手の高いスパイクに手こずり、徐々に離されて5点差。8:13。
河本のブロック、岡野のクイックで11:14と少し点差を縮めるが、相手の打点の高いスパイクをブロックできず、さらにサービスエースを決められて、13:19と点差は広がる。
山本に代え、ピンチサーバー森山を投入するが効果なく、西田のサービスエースで18:22と食い下がったが、最後は岡野〜関崎の呼吸が合わず、ボールをネットにかけてゲームセット。
【OBの目;寸評】
成蹊大学は昨年の秋、順位決定戦で戦い、敗れた相手。そのときに比べ、長身の選手を揃え、バランスのとれたチームにまとまっていた。
こちらは動きがぎこちなく、硬い。いったんレシーブが乱れるとミスの連鎖が止まらない。1セット目は本来のプレーができないまま終わってしまった。2セット目はレフトの両エースが相手ブロックに何度も阻まれながら周囲が拾って攻撃につなげる粘りをみせた点は良かったが、サーブレシーブから攻撃につながらない場面がしばしばあり、ミスをしない相手にラリーで根負けして自滅してしまう場面が目立った。丁寧になプレーすることで活路を見いだしたい。
第二試合 対桐蔭横浜大学戦 負 0:2(16:25、19:25)
第一セット 16:25
スタメンは第一試合と同じ。小町、山本、西田、河本、岡野、関崎のサーブ順、リベロ一松。
相手のサーブでスタート。序盤はクイックの応酬、ブロックにめげない河本のスパイク、サーブで相手を崩すなどほぼ互角に試合をすすめ、7:5とリード。しかし、セッターとの呼吸が合わないスパイクミスをきっかけに失策の連続となり、7:10と逆転される。相手の攻撃をブロック、レシーブで受けることができず、セッターとのコンビが乱れて9:14となったところで、タイムアウト。その後もサーブで崩され、フェイント、スパイクを決められ、9:17とさらに離される。小町のスパイクなどでサイドアウトをとるも、ドリブルなどで失点、12:21。点差は縮まらない。
岡野のブロック、河本が好サーブで相手を崩し15:22と追いすがるが、最後は岡野が止められて16:25で第一セットを落とす。
第二セット 19:25
同じスタメンでスタート。
両チーム同じような展開で、7:7。一進一退 が続く。山本、岡野のセンタークイックが続けて決まり、9:10から一気に逆転という場面で、ドリブルの判定、9:12。早めのタイムアウトをとる。
岡野のクイックで盛り返し、11:13としたが、トスが乱れて山本、小町が強いスパイクを打てず、リードが広がり11:16。西田のライトからの攻撃は止められたが、その直後自ら取り返して、15:19。しかし先に20点台に乗せられ、終盤はこちらが1点とる間に相手は2点という展開からクイックを決められ、18:24。最後は小町がスパイク打ちきれず、ゲームセット。
【OBの目;寸評】
桐蔭横浜大学は部員数8名と少なく、おとなしい印象のチーム。力の差はほとんどないように見えた。
各セットとも中盤まではほぼ互角に渡り合うが、一つのミスで全員のプレーが萎縮して、本来持っている力を出せないまま、ずるずると後退してしまう。普段の実力の半分も出せなかったのではないか。相手との差は楽しそうにプレーしていたか否かに尽きる。自分の、また仲間の力を信じて、もっと楽しくのびのびとプレーしてもらいたいと思う。
【補足】
現役部員のインスタグラムではすでに報告が上がっていますので、そちらも是非ご覧ください。“tmu_volleyball”(東京都立大学男子バレーボール部)のフォローをお願いします。
まず今年の部員紹介をいたします。( )は背番号と学年です。
【前列右から】 高井良駿一(6、2年) 野中崇弘(13、2年) 関崎洸也(11、3年) 岡野紘太(7、3年) 小町大翔(5、2年) 西田蒼志(8、2年) 一松佳希(12、2年)
【後列右から】 森山勇貴(1、1年) 山本健才(2、1年) 小野寺孝王(3、1年) 柏木英寿(4、1年) 河本秀梧(10、1年) 石井仁人(14、1年) 蕪木和香(2年マネージャー) 加藤陽心(1年 マネージャー) 廣田 愛(1年マネージャー)
この他に、当日欠場だった満嶋克哉(9、2年)、田代夏姫(1年マネージャ)が加わります。
今年は6名の新入生部員と3名の女子マネージャーが入部してくれました。選手14名、マネージャー4名の所帯です。それぞれのポジションや詳細は試合の報告とともに次回以降、順次お知らせします。
一日目 第一試合 対東京大学戦 0:2 敗(17:25、20:25)
第一セット 17:25
スタメンは、小町、山本、西田、河本、岡野、関崎、リベロ 一松の布陣。ルーキー山本と河本がスタメン出場。
相手サーブで試合が始まる。開始早々から動きがぎこちなく、立て続けにスパイクを決められ、2:4とされる。ここから岡野がクイックに、ブロックにと一人気を吐き、5:7と詰め寄るが、点差は縮まらない。
打点の高い相手スパイクに手こずり、山本がクイックで攻めるも相手ブロックに阻まれ、サーブレシーブの乱れもあって連続失点。一気に6:13と引き離されてしまう。
小町のレフトからのストレートが決まり、7:13。西田が自らのミスをカバーするフェイントを決め、続けて岡野、西田の連続ブロックで10:15と少しずつ盛り返し、ようやくラリーの続く展開となった。しかし好調な岡野がクイックを再三決めるも、イージーなチャンスボール処理を活かせず、みすかされたようなフェイントを決められるなど足が動かない場面がしばしば。13:20と再びリードを許す。
終盤、関崎の好サーブで追いすがるが、フォーメーションが乱れてミスの連鎖、16:24とセットポイントを握られ、最後はサーブミスでセットを落とす。
第二セット 20:25
スタメンは第一セットと同じメンバー。
序盤、山本のクイック、河本のスパイクと両ルーキーのがんばりで、5:3とこの試合初めてリードしたところで、相手がタイムアウトをとる。
リズムが変わったか、サーブレシーブが乱れて3失点。小町のスパイクで取り返すも、ミスが続き、スパイクをブロックされて8:11となったところでたまらずこちらもタイムアウト。しかし立て直すことができず、レシーブが崩れて連続7失点を喫し、8:14。
小町、河本のスパイクで盛り返し、ピンチサーバーにルーキー森山を起用。これがあたって、サービスエース、12:16とし、ここから岡野がクイック、ブロックを決め、山本、小町のスパイクで連続得点、17:18と1点差に詰め寄る。相手が2回目のタイムアウト。
攻撃ムードが高まったところで、痛恨のラインジャッジミス。18:21とリードが広がる。小町のスパイクで取り返すも、相手にはクイックを決められて20:24。マッチポイントを握られ、河本が苦しい態勢からのスパイクを決められず、ゲームセット。
【寸評;OBの目】
東大は20数名の部員を抱える上背のあるチーム。さほどすごさを感じさせないが、ミスの少ないそつのないプレーをする。長身のセッターが打ちやすそうなトスを上げるのが印象的だった。
この試合、3年生岡野があたっており、スパイクやブロックを決めてひっぱっていたが、それに続く選手がついていかないもどかしさがあった。レシーブをコントロールできないイージーミスをする場面が多々あり、セッターにボールが入らないので攻撃にむすびつかない。コート内のフォーメーションの乱れも目立ち、自滅した試合だった。まずは初戦。このリーグ戦を通じて1試合ずつチームとして成長する姿をみせて欲しい。
【補足】 昨年秋期リーグ戦で最下位だったので4部から降格かと思われましたが、コロナ禍の特別措置で各部の降格は行われませんでした。春も4部で試合です。
現役部員のインスタグラムではすでに報告が上がっていますので、そちらも是非ご覧ください。“tmu_volleyball”(東京都立大学男子バレーボール部)のフォローをお願いします。
5月8日 女子・春季リーグ戦
対 横浜国立大学戦 セットカウント 1−2 敗戦
第一セット 8:25
第二セット 26:24
第三せっと 17:25
5月8日 女子・春季リーグ戦
対 高崎経済大学戦 セットカウント 2−0 勝利
第一セット 25:13
第二セット 25:15
4月24日 春季リーグ戦 初日第一試合
対 玉川大学戦 セットカウント 0:2
第一セット 16:25
第二セット 14:25
4月24日 春季リーグ戦 第二試合
対 明海大学戦 セットカウント 0−2
第一セット 7:25
第二セット 6:25
5月8日日曜日 会場;成蹊大学
第一試合 対 東京大学戦 試合開始11:00
5月15日日曜日 会場;成蹊大学
第一試合 対 成蹊大学戦 試合開始11:00
第二試合 対 桐蔭横浜大学戦 試合開始13:00
5月22日日曜日 会場;城西大学 坂戸キャンパス
第二試合 対 東京農業大学戦 試合開始13:00
第三試合 対 城西大学戦 試合開始15:00
5月29日日曜日 会場;城西大学 坂戸キャンパス
4部順位決定戦
対戦相手、試合開始時間は後日このホームページでお知らせします。
4月23日土曜日 会場;横浜国立大学
第一試合 帝京大学 vs 横浜国立大学
第二試合 玉川大学 vs 帝京大学
4月24日日曜日 会場;明海大学 浦安キャンパス(千葉県浦安市明海1丁目)
第一試合 玉川大学 vs 東京都立大学 結果; 負け セットカウント 0−2
第二試合 明海大学 vs 東京都立大学 結果; 負け セットカウント 0−2
5月1日日曜日 会場;明海大学 浦安キャンパス
第一試合 明海大学 vs 横浜国立大学
第二試合 玉川大学 vs 明海大学
第三試合 玉川大学 vs 横浜国立大学
5月3日火曜日 会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
第一試合 玉川大学 vs 高崎経済大学
第二試合 高崎経済大学 vs 横浜国立大学
5月8日日曜日 会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
第一試合 横浜国立大学 vs 東京都立大学 結果;負け セットカウント 1−2
第二試合 高崎経済大学 vs 東京都立大学 結果;勝ち セットカウント 2−0
5月15日日曜日 会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
第一試合 明海大学 vs 帝京大学
第二試合 帝京大学 vs 東京都立大学 結果;負け セットカウント 0−2
5月22日日曜日 会場;明海大学 浦安キャンパス
第一試合 明海大学 vs 高崎経済大学
第二試合 帝京大学 vs 高崎経済大学
5月28日土曜日 順位決定戦予定日 ①
会場;明海大学 浦安キャンパス
5月29日日曜日 順位決定戦 ② 東京都立大学 vs 武蔵大学
会場;東京都立大学 南大沢キャンパス
結果;勝ち セットカウント 2−0
(2021年12月5日)
女子秋期リーグ戦5部の順位決定戦。グループAの3位、横浜国立大学と対戦しました。この試合は横浜国立大学キャンパスで行われましたが、新型コロナ感染対策徹底のため、大学のOB/OGでも観戦は許可されませんでした。したがってスコアブックに沿って試合経過をご報告します。
第一試合 vs 横浜国立大学 1:2(25:19、15:25、22:25) 敗
第一セット 25:19
スタメンは、サーブ順に佐藤、時、廣野、田中、時杉、樫山、リベロは竹中、中村(まりあ)の2人。
序盤、廣野のスパイクとブロックが立て続けに決まり、時のサービスエースも出て7:3とリード。相手のミスに付け入り、田中のサービスエースも絡めて11:5、さらに点差を広げる。しかし中盤、次第に相手のスパイクに当りが出始め、点の取り合いの様相になる。こちらのミスも重なって点差を詰められ、12:10。相手のスパイクが決まり、ついに14:14と追いつかれる。ここで廣野がクイックで突き放し、田中のスパイクをきっかけに連続得点、18:15から、佐藤スパイク、田中サービスエースで21:17と突き放す。樫山のセンターからのスパイクが決まり23:18。最後は相手スパイクがアウトとなり、25:19で1セット目を先取。
第二セット 15:25
スタメンは1セット目と同じ。
お互いにミスの目立つ序盤。相手攻撃を押さえ込めず、2:5とリードを許す展開。それでも田中、樫山の連続スパイクで盛り返し、5:6と1点差に迫る。しかしサーブミスをきっかけに連続失点、5:8でタイムを取るも、さらにスパイクミスなどで計9点を献上。6:15と大きくリードを許す。廣野が奮闘、連続してスパイクを決めて12:17と盛り返すが、サーブが入らず、点差はなかなか縮まらない。田中のスパイクで14:20と追い上げるが、その後決定打が出ず、連続5失点でこのセットを落とす。
このセット、サービスミスが目立ち、特に終盤2本連続のサービスミスが痛かった。
第三セット 22:25
勝負の3セット目。同じメンバーで臨む。
立ち上がり、廣野、佐藤のスパイクで6:3とリード。しかし相手に当りが出始め、4連続失点などで次第に追いつかれ、9:9の同点から、9:11と逆転され、たまらず最初のタイムアウト。廣野のスパイク、時のブロックが決まり、11:13から、廣野のブロックでついに15:14と再逆転に成功。
ここで相手がタイムアウト。このタイムで相手の攻撃陣が復活、ブロック、スパイクを立て続けに決められ、連続5失点で15:20と先に20点台に乗せられる。2回目のタイムアウト。田中スパイクで17:20とするが、その後2失点。点差は縮まらない。終盤、樫山がブロック、スパイクで気を吐き、22:24と詰め寄るが、最後は相手スパイクを自陣コートに決められ、惜しくもゲームセット。
【寸評】
スコアシートからみると、勝負の分かれ目は第2セット。5つものサーブミスが攻守のリズムを崩したことが見てとれる。相手の攻撃を封じる有効な手段の一つは好サーブ。逆にサーブで受身にまわると連続失点を免れない。リーグ戦を通じてサーブの好不調が試合の勝敗を左右したといってもよいのではないか。また、夏から秋にかけて対外試合が通常より極端に少なく、個々の素質をチームワークとして磨くことができなかったことも試合運びに大きく影響したと思われる。今期リーグ戦の成果と反省をふまえて、来春は一段の飛躍を期待したい。
4年生にとっては長いブランクを乗り越えた最後の試合。ほんとうにお疲れさまでした。
2021年秋期リーグ戦は5部全体で6位という結果でした。
惜しいところで4部昇格を逃した一昨年の秋。次期こそ、と意気込んだとたんにコロナ禍に見舞われ、思うような練習ができない長い1年半でした。そんな逆境を撥ね返して、大健闘した皆さんに拍手を送ります。
最後になりますが、全試合を引率、指揮してくださった監督 武田さんに深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
(文責:佐藤恒夫 21期)
(11月21日)
2021年秋期リーグ戦も最後の試合。これまで1勝2敗と負け越しているので、勝って五分の星に持ち込みたいところ。必勝を期して最終戦に臨みました。
それでは試合経過詳報をお届けします。
第一試合 vs 帝京大学 2:0 (25:19、25:10) 勝
第1セット 25:19
スタメンは、サーブ順に佐藤、時、廣野、田中、時杉、樫山、リベロ 竹中、中村の布陣。
序盤から廣野、田中、佐藤のスパイク、時杉、時のブロック、樫山のクイックなど多彩な攻撃、レシーブもよく攻撃につながり、終始リード。廣野のクイックが2本決まって13:7となったところで帝京がたまらずタイムアウト。タイム直後、帝京がブロック、スパイクを決めて盛り返すが、廣野のスパイクで断ち切り、14:9。帝京、2度目のタイムアウト。点は動くも、セッター 時のボールの振り分けがよく、田中、時杉、佐藤の素晴らしい攻撃が続き、20:14とリードを保つ。ここで時に代え青山を投入、同時に時杉から変わった武智にセッターをチェンジする。21:15で樫山に代えピンチーバーに尾鷲を送ると、代わった青山のスパイクが見事に決まり、22:15。中村の巧みなサーブレシーブがよく攻撃へとつながり、23:16。しかし、ミスが重なり少しもたつきをみせ、23:19と点差を詰められたところでメンバーチェンジ。時杉、時を戻し、最後は廣野が2本連続でスパイクを決め、第1セットを先取。
第2セット 25:10
スタメンは第1セットと同じ。廣野の連続スパイクで2得点の好スタート。ブロックカバーミスで得点を与えるも、廣野のスパイク、サービスエースの得点に加え、帝京がミスを重ねて連続5得点で、大きくリード。10:2となったところで、帝京がタイムアウト。タイムの後は双方失点を重ねるが、樫山のスパイクで13:5となると、帝京が2度目のタイムアウト。その後も攻撃の手を緩めず、樫山のスパイク、時杉のサーブエースで15:5。廣野のスパイクはブロックに阻まれたが、相手のサーブミスに助けられ16:6。ここで第1セットと同様、樫山に代わりピンチサーバーに尾鷲を送り、廣野のフェイント、スパイクでリードを広げ、18:6とする。佐藤のサーブが好調で、サービスエースを含め、相手の攻撃を封じて廣野のスパイク、ブロックにつなげて、連続6得点。一気に24:7とマッチポイントを握る。しかしここで気が緩んだのか、相手のスパイクを拾いきれず、連続3失点。ゲーム途中、突然崩れる悪い癖が見えたが、最後も廣野がスパイクをきっちり決めてゲームセット。
【OGの目;寸評】
都立大学が持ち味を十分に活かして、終始優位に試合をすすめる快勝だった。特にこの試合では、エースであり、ゲームキャプテンの廣野が随所で決めるべきところをしっかり決めてくれたことが大きかった。また4年生がリーグ戦を最後までがんばってくれたことが、バランスのとれた良いチームにつながったと思う。ほんとうにお疲れさまでした。
全日程を終了して、都立大は2勝2敗。2021年秋期リーグ戦は5部グループB 3位に終わりました。5部の順位決定戦は別会場で12月5日に行われます。
(取材:堀越悦子 20期、文責:佐藤恒夫 21期)
(2021年11月7日)
第一試合 vs朝鮮大学 0:2(23:25、7:25) 負
第一セット 23:25
スタメンは、サーブ順に佐藤、時、廣野、田中、時杉、樫山、リベロ竹中、中村の布陣。序盤、長いラリーが続くなか、樫山のクイック、時杉スパイク、廣野のクイック、ブロックと立て続けに決まり、樫山の連続サーブで得点を重ね、6:2とリード、波に乗る。試合前、調子がいいと言って入ったセンター樫山の起用が効を奏した。
中盤は、フェイントに苦しみ、レシーブからトスの流れが悪くミスにつながる場面もみられたが、中村のスーパーフェイントレシーブで盛り返すなど、お互い譲らない点の取り合いが続く。11:8から常にリードを保っていたが、ミススパイクが重なり14:15と逆転されてしまう。
しかし、時杉のサービスエースをきっかけにふたたび主導権を握り、廣野、田中のスパイクで突き放し、19:16となったところで、相手がタイムアウト。さらに廣野のブロックとスパイクで21:17とリードを広げ、田中が右サイドにきた強打を立て続けに2度ワンハンドのスーパーレシーブ!樫山のスパイク、ブロックで23:18とこのセットをほぼ手中にできるところまで相手を追いつめた。時杉に代えてワンポイントで長身の伊藤を出し、センターブロックを強化、最後の詰め。
ここで相手が2回目のタイムアウト。このタイムでこちらのリズムが狂い、スパイクにレシーブにミスが出て3失点。あっという間に1点差、23:22。タイムアウトをとるも、再開直後相手のブロックにつかまり、遂に同点。即座に2回目のタイムアウト。流れを変えようとしたが、萎縮してしまったか、こちらに連続ミスが出て、このセットを逆転で失う。
第二セット 7:25
スタメンは同じ。
いきなりスパイクミス、サーブミスなどが続き2:6とリードを許す。1回目のタイムアウトで一息入れ、廣野、佐藤のスパイクなどでようやく点の取り合いに持ち込むが、点差は縮まらず、逆に相手にスパイクを決められ、5:12と大きくリードされる。2回目のタイムアウトで立て直しを図り、時杉が一矢報いて7:13としたが、相手攻撃を好レシーブで拾っても、トスが上がらず、こちらの攻撃につながらない。ボールを返すのが精いっぱい。佐藤が難しいボールを何度も追いかけるが、効果的な攻撃につなげることができず、消極的なバレーで、相手に余裕を持たせてしまう悪循環。1点が遠い。連続12失点を喫し、みずから崩れてしまった。悔いの残る試合だった。
【OGの目;寸評】
第一セットを逆転で失ったことがこの試合のすべてだった。23点目を奪ったところで取れた、と思ったのは観戦していた者だけではなかっただろう。勝負は最後まで判らない。第二セットはその喪失感でバレーにならなかったのではないか。
レシーブがよかっただけに惜しまれる試合だった。守りにまわらず、レシーブ後のワンプレーで切り返せる攻撃力を引出すことができたら試合展開は変わっていたのではないか。技術面は個々に優れているので、場面場面でセッター、レシーバー、アタッカーそれぞれの役割を考え、チーム全員で攻める意識を持つことが課題であろう。
(2021年10月31日)
女子秋期リーグ戦二日目の模様をお伝えします。
二日目は上智大学との一戦です。
2021年秋期リーグ戦 二日目:2021年10月31日
対 上智大学 1:2(21:25、25:16、14:25)敗
第一セット
スタメンは東大戦と同じ、前衛左から右回りに時(13)、廣野(2)、田中(5)、時杉(6)、伊藤(3)、佐藤(12)、リベロ竹中(1)。
序盤、廣野のブロック、佐藤の好レシーブで4:3とするが、相手の足の長いスパイクに苦しめられ、さらにサービスエースを2本連続で決められ4:7。ここでタイムアウト。佐藤の巧妙なスパイクとサービスエースで8-8に追いつき、相手のミスに乗じて10:8と逆転。サーブミス直後、相手のサービスエースでまた同点とされるが、 田中のスパイク、伊藤の好レシーブで再び12:10と突き放す。
しかし相手の早いサーブでレシーブ体系を崩され、 12:13と逆転を許す。廣野のスパイクでサイドアウトをとるも、サーブミスなどで連続失点13:17。2度目のタイムアウト。
ムードを変えようと、田中に代えて中村莉緒(9 )をピンチサーバー に送るが、サーブ失敗。頼みの廣野がブロックにかかり、相手の攻撃を止められず17:20とされる。
田中のスパイクで19:22としたところで、ブロック固めに樫山(7)をワンポイントで投入。伊藤のクイックが決まり20:23と追いすがるも、セットポイントを握られる。時杉のスパイクでサイドアウトとするが、最後はサーブレシーブの乱れから廣野がスパイクを打ちきれず失点。21:25で第一セットを落とす。
第二セット
第一セットと同じ布陣。
いきなり伊藤がサーブミス、続けて相手のサービスエースとスパイクで1:4とされ、不安なスタート。ここで廣野が連続スパイクを決め、3:4と盛り返す。しかし相手の好サーブが続き、じりじりと離されて5:8。伊藤のクイックが決まり、さらに相手にもミスが出て9:9と追いつくが、なかなか連続得点できず、つばぜりあいが続く。相手のスパイクが決まって11:13と離されそうになったところでタイムアウト。一息入れた直後、廣野のブロックとサービスエースが出て13:13の同点、 佐藤のスパイクで14:13とついに逆転する。相手がタイムアウト。
すばらしいレシーブで競り勝って15:13 とし、時のサービスエースで17:14と突き放し、相手がミスで失点したところで、相手が2度目のタイムアウト。
伊藤のクイック、再三の好レシーブが続き、20:15 と先に20点台に乗せる。
時杉に代わり町田(14)がコートに入る。スパイクは打ちきれなかったが、ライトからプレッシャーを与える。田中、戻った時杉の連続スパイクで23:16。最後は廣野のスパイクで25:16、セットを奪い返す。
第三セット
スタメンは同じ。時のサーブで最終セットが始まる。
いきなり3連続得点され、リベロが中村まりあ(11)に代わる。伊藤のスパイクでサイドアウトとるも、サーブミスやレシーブミスで連続失点。廣野のスパイクがアウトになり、2:6とされたところでタイムアウト。
廣野のスパイクとサービスエースで5:6と盛り返し、佐藤のスパイクで 6:7の1点差。
時杉のスパイク、田中の相手ミスを誘うスパイクなどで10:10から12:12。お互い譲らず、点の取り合いが続く。しかし長いラリーとなった13点目をとりきれず、12:13相手リードでコートチェンジ。
伊藤が止められて12:15と突き放されそうになったが、相手にもミスが続き14:15と1点差に盛り返す。しかしサーブミス、スパイクミスと続いて14:18となったところで2度目のタイムアウト。なんとか相手の好サーブを断ちたいところだったが、サーブレシーブが崩れて十分な攻撃態勢がとれない。伊藤に代えて樫山、時杉に代えて青山優希(8)とメンバーチェンジで流れを変えようとしたが、勢いを止められない。サイドアウトを奪えず、ずるずると連続失点、なす術なくそのまま14:25と押し切られた。
【寸評:OBの目】
上智大学は粘り強いレシーブ力とオーソドックスなオープン攻撃で攻めてくるチーム。手慣れたセッターの存在も大きい。実力はほぼ互角だったが、差がでたのはサーブ力だったのではないか。相手の早いサーブに再三レシーブを崩され、こちらの思うような多彩な攻撃ができなかった。特に勝負どころの第3セット中盤から終盤にかけての連続失点、相手サーブに浮き足だってしまい、自分たちのバレーができなかったことが悔やまれる。この敗戦を次に活かして欲しい。
【追記】
2日目を終わって都立大学は1勝1敗。上智大学がこの日、もう一試合で朝鮮大学と対戦し、0:2のストレートで負けたため、優勝の行方は混沌としてきた。残り2試合、全勝すれば、都立大学にも優勝のチャンスがある。
(文責:佐藤恒夫 21期)
(2021年10月24日)
先日お伝えした男子と同様、コロナ禍で昨年春から中止が続いていた女子のリーグ戦も10月24日から始まりました。こちらも「東京都立大学」としては初めての公式戦です。
女子は今シーズン5部Bブロックに所属します。対戦する大学は、東京大学、上智大学、朝鮮大学、帝京大学の4校。1校は棄権です。
初日は東京大学と対戦しました。試合での奮闘ぶりと結果をレポートします。
まず、メンバーを紹介します。
写真左から、( )内は背番号、学年、ポジション(敬称略)
廣野亜佳莉(2、3年、センター)ゲームキャプテン
竹中碧(1、3年、リベロ)主将
伊藤里華(3、2年 センター)
武智彩乃(4、3年、セッター)
田中葵(5、2年、レフト)
時杉知佳(6、3年、ライト)
樫山潮音(7、4年、センター)
青山優希(8、1年、センター)
中村莉緒(9、1年、ライト)
尾鷲凌子(10、4年、レフト)
中村まりあ(11、4年、リベロ)
佐藤華子(12、4年、レフト)
時杏奈(13、4年、セッター)
町田美緒(14、4年、センター)
2021年秋期リーグ戦 一日目:2021年10月24日
対 東京大学 2:0(25:20、25:20)勝
第一セット
スタメンは、前衛左から右回りに時(13)、廣野(2)、田中(5)、時杉(6)、伊藤(3)、佐藤(12)、リベロ竹中(1)の布陣。
序盤は初戦の硬さからか、サーブミス、スパイクミスなど連続失点で2:5から3:10と大きくリードを許す展開。佐藤がスパイクとサービスエースを決めたのをきっかけに次第に調子を上げ、5連続得点し、10:11まで挽回。中盤、廣野のスパイクが決まり初め、17:13と逆転。さらに田中のサービスエースが3本続いて決まり21:14とする。その後相手のスパイクやブロックにてこずるが、佐藤のスパイクで逃げ切り、25:20。
第二セット
スタメンは第一セットと同じ。
序盤、またもミスで1:4とされたが、相手にもミスが出て6:5と逆転。しかし相手のブロックなどで先行され、6:9と苦しい展開。中盤、佐藤のスパイク、時杉のサービスエース、廣野の連続スパイク、田中のサービスエースなどで16:13と先行する。伊藤のスパイクで先に20点台に乗せ、終盤は相手に連続得点を許さず、最後は時杉がサービスエースで締めくくった。25:20。
【おことわり】
この記事は、実際に観戦したものではなく、スコアシートから書き起こしたものなので、点に絡む直接のプレーのみが記述されており、そこに至るレシーブやトスなどプレーの流れは書ききれていません。ご了承のほどお願いします。
(文責:佐藤恒夫 21期)
(2021年11月28日)
秋期リーグ戦4部順位決定戦。
グループAの最下位、成蹊大学と対戦しました。
それでは試合の詳細をご報告します。
第一試合 vs 成蹊大学 0:2(21:25、21:25) 敗
第一セット 21:25
スタメンは、サーブ順に小町、五間、関崎、和田、岡野、西田、リベロ一松、藪崎。
先発セッターに関崎を起用。最初の五間のクイック攻撃はタイミング合わず不発、続いてセッターがドリブルをとられるなど不安な立ち上がり。0:3と先行されるが、相手のサーブミスに助けられ、関崎が連続サービスエースを決め、5:4と逆転。岡野のクイック、小町のブロックと得点を重ね、7:6とリードを保つが、相手のエースに当たりが出始める。小町渾身のスパイクもブロックにかかってしまい、7:10と逆転を許す。ここから小町が頑張り、スパイクとサーブエースを決め、1点差に迫る。さらに相手のサーブミスに乗じて、和田が豪快なスパイクを決め、ついに同点、13:13。一松のナイスレシーブが出て14:14。試合を互角にすすめる。
しかし、サーブレシーブが崩れはじめ、西田スパイクが止められて16:18。ここでタイムアウト。岡野クイック、相手サーブミスで再び同点、18:18。セッター関崎がドリブル反則をとられるも、五間執念のセンタークイック。小町がスパイクを決めて、20:20。鍔競り合いが続く。しかし、下がった小町がサーブをネットに掛けてしまう痛恨のプレーをきっかけに、ミスの連鎖。レシーブの乱れからネット際の難しいボールを和田が打ちきれず、タッチネット。20:22と離され、2回目のタイムアウトで一息いれたが相手の勢いを止められず、見透かされたようなフェイントを拾えず、さらに強打でブロックを破られ、連続失点。万事窮した。
第二セット 21:25
3年生石原がスタメンに入り、石原、五間、関崎、和田、岡野、西田、リベロ藪崎でスタート。
開始早々からサーブレシーブが乱れ、連続失点、1:5とされる。相手のミスに乗じて徐々に挽回、5:7とするが、岡野のサーブミス、サーブレシーブが崩れるなど失策が続き、6:12と一気に点差が広がる。西田に代えて満嶋をピンチサーバーに出すが、サーブを失敗。難しいボールを和田が打ちきれず、ブロックにかけてしまい、9:14。五間がセンタースパイクを放ち、サイドアウトとしたところで、五間に代え野中をピンチサーバーに。さらにセッターを関崎から高井良へ交代。西田を元に戻し、頻繁なメンバーチェンジ。岡野がブロックで気を吐き、13:18としたが、相手の強いサ-ブに苦しみ、13:20とリードが再び広がったところで、タイムアウト。石原のスパイクはブロックに阻まれたが、相手の3本続けてのサーブミスに助けられ、さらに五間のブロックが決まって、17:22とし、続く和田のスパイク、五間の好サーブが相手のスパイクミスを誘い、21:23と2点差に追い上げる。
しかし健闘もここまで。最後の速攻はセッターとアタッカーのタイミングが僅かにずれて、ボールがネットを越さないまま、ゲームセット。序盤の大量失点が痛かった。
【寸評】
かつて5部ではしばしば対戦していた成蹊大学。相変わらずプレーは荒っぽい。レシーブが安定しないため、アタックはオープンサイドに頼らざるをえず、センター攻撃の精度はこちらより低い。グループAで最下位だったのも肯ける。一方、都立大学は9つを数えた相手のサーブミスに付け入ることができず、1セットも取れなかった試合運びが今回のリーグ戦績を象徴していた。
残念ながら、2021年秋期リーグ戦は4部全体でも最下位という結果に終わりました。
一昨年念願の4部昇格を果たし、新しい「東京都立大学」としての活躍を願っておりましたが、長引くコロナ禍の中、練習はおろか授業もできない厳しい環境のなかで部員の皆さんはがんばってきました。特に1年半の間、満足な試合ができなかった3年生には辛い結果でした。この試合、2セット目は現役最後のゲームとなる3年生が全員出場した。藪崎さん、五間さん、石原さん、ほんとうにお疲れさまでした。
来年に目を向けると、1年生にはスパイカー、セッター、レシーバーとそれぞれ素質あるプレーヤーが揃っています。新キャプテンとなる2年生の岡野さん、関崎さんが彼らを上手にまとめ、来春に向けてチームを再建してくれることを期待します。
(文責:佐藤恒夫 21期)
(2021年11月21日)
秋期リーグ戦も最終日。
ここまで4戦全敗。相手は同じく全敗の芝浦工業大学で、奇しくも最終日に最下位決定戦を行う巡り合わせとなりました。それでは試合の詳細をご報告します。
第二試合 vs 芝浦工業大学 0:2(14:25、10:25)負
第一セット 14:25
スタメンは、サーブ順に小町、五間、高井良、和田、岡野、一松。リベロ薮崎。この試合、サウスポーアタッカー西田が個人事情で欠場、リベロの満嶋も体調不良でメンバー落ちと万全の態勢で臨めない状態。
開始早々、五間のクイックが決まり、先取点をとるが、サーブレシーブに乱れが目立ち、セッターとアタッカーとのコンビが合わない。こちらが散発的に得点する間に相手は2〜3点連続で得点する展開で徐々に離される。4:9
中盤、ようやく和田のバックアタック、五間、岡野のクイックなどでサイドアウトを取れるようになるが、点差は縮まらず、8:13。ここからスパイクミス、サーブミスなどが続き、逆に相手にサービスエースを決められ、9:18のダブルスコア。たまらずタイムアウト。
小町のスパイクで11:19とするも、すぐにトスフェイントを決められ、果敢な五間のブロックも惜しくもアウトで、11:21。相手もミスを重ねるが、こちらのサーブレシーブが乱れ、最後はタッチネットの反則。14:25でセットを落とす。
第二セット 10:25
和田の豪快なスパイクで先取点。しかし高井良がドリブルをとられ、続けてサービスエースを献上し、1:3。序盤、和田ががんばってスパイクを決めるが、相手のスパイク数はそれを上回り、徐々に離されて3:7。和田のサービスエース で5:9とするも、後が続かない。
相手のアタッカー陣に思うように翻弄され、一松のスパイクが止められるなど連続8失点、5:17。さらにドリブルで失点を重ね、5:19。タイムアウトをとり、なんとかこちらにペースを引き戻そうとするが、相手の攻勢は衰えず、サービスエースを決められて5:21。相手がサーブミスをしてやっと連続失点が止まったところで、岡野がサーブミスのお付き合い。6:22。
最終盤、やっと小町スパイク、五間、高井良のブロックが続き、9:23と気をはいたが、またもやサーブミスで万事休す。最後は相手エースのスパイクが自陣に突き刺さり、10:25でゲームセット。
【寸評】
リーグ最終日。ともに4戦全敗同士の決戦だったが、芝浦工業大学は全敗とは思えないまとまりの良さ。常にリードされ、圧倒された試合だった。
この試合、本来はリベロである一松にサブアタッカー役を背負わせる布陣だったが、トスの高さやポジションなど攻撃陣の連携がとれず、空回りした展開が何回もみられた。
今回のリーグ戦、久々の公式戦で、1年生主体のメンバー構成。毎試合、スタメンが定まらない万全ではない状態だったが、その点を考慮しても、練習不足は歴然。個々の素質だけでなんとか試合をこなしてきた、という印象。磨き上げた個人の力を組み合わせて一つのチームにまとめるという本来のステップを踏まないまま臨んだリーグ戦だったのではないか。残念ながら、4部で互していく実力が今回の都立大学にはなかったと認めざるをえない。
メンバー練習着の背中に「虚心坦懐」の文字があったが、その言葉通り来春に向けて心機一転、謙虚に自分の実力を見直して、練習に励むことを期待したい。
健闘むなしく、2021年秋期リーグ戦は4部グループBで最下位という結果に終わりました。無念ですが、来期は5部からの再出発となります。
来週、4部の順位決定戦が行われ、グループAの最下位チームと戦います。なんとか1勝を期待したいと思います。
(2021年11月7日)
2021年男子秋期リーグ戦二日目は、流通経済大学と東京農業大学と対戦しました。
試合の経過と結果をレポートします。
当日の出場メンバーは、前回に加えて1年生の、左手骨折していた西田蒼志(背番号8、ライト)と初心者で熱心に練習している野中崇弘(背番号13、レフト)が加わりました。
第一試合 vs流通経済大学 0:2(9:25、16:25)負
第一セット
スタメンは、サーブ順に小町、和田、高井良、一松、岡野、西田、リベロ藪崎。
開始早々小町の好サーブで 和田がお手本のようなスパイクをダイレクトに決め、0:1と意気上がるスタート。しかしサイドアウト後、相手の安定した強いドライブサーブに押されて、レシーブ体系が崩され、相手ペースのままあっという間に6連続失点。タッチネットを犯したところで最初のタイムアウト。
一松のスパイクなどでサイドアウトはとるがサーブミスが続き、4:9。リズムに乗れないまま、相手にサービスエース、スパイクを決められ、さらに3失点。西田のスパイク、小町のうまいフェイントで6:12と盛り返す。相手がピンチサーバーを投入。その強いサーブに翻弄され、ふたたび連続5失点、6:17。岡野のスパイクでサイドアウトとするが、攻撃が続かない。相手二巡目のサーバーの強いドライブサーブを受けきれず、サービスエースで8:20 となったところで2回目のタイムアウト。しかし同じサーバーを止められないまま、6連続失点を喫して8:24。
和田が一本スパイクを返すが、最後は岡野のクイックが止められて、9:25で第一セットを失う。
第二セット
スタメン同じ。
序盤、ブロック陣が健闘、連続して相手のスパイクを封じるも、反攻できず0:3。
一松のうまいフェイントで一矢報いて1:3とするが、高井良がドリブルの反則、他にもミスが重なり連続失点して3:10。岡野がクイックを決め、4:10。サーバー西田に代えて満嶋をピンチサーバーに送り、雰囲気を変えようとするが、小町のスパイクはアウトとなり、5:13と点差は縮まらない。サーバー和田の場面でピンチサーバー野中を送るが、サーブ失敗。逆にサービスエース決められて、7:17。相手がスパイクミスしたところで、西田がコートに戻り、フェイントを決めて、9:17とする。ここから高井良がサービスエース、岡野のブロック、高井良が再びサービスエースを決め、連続得点。12:17として追い上げムードが高まったところで、相手がタイムアウト。
直後高井良がサ一ブ失敗、一松のフェイントでサイドアウトを取り返すも、攻撃陣が攻めきれず4連続失点で12:22。岡野が痛恨のサーブ失敗で14:24。マッチポイントを握られる。
西田フェイント、和田ブロックで16:24と粘りをみせたが、最後は相手の強烈なアタックが自陣コートに決まり、ゲ―ムセット。16:25。
【寸評】
流通経済大学は高い平均身長を活かして、スマートなバレーをする。安定した力のあるサーブに徹底的にやられた。
センターの柱、五間が個人事情により欠場。本来リベロの一松をアタッカーにコンバートする苦しいフォーメーションをとらざるをえなかった。相手の安定したサーブに翻弄され、ドリブルなど単純ミスも多く、個々の長所を発揮できないまま、ずるずる失点を重ねた試合だった。悪循環を断ち切り、受身から攻撃につなげるレシーブ力をつけたい。
第二試合 vs東京農業大学 0:2(12:25、18:25)負
第一セット
スタメンは、サーブ順に小町、五間、高井良、和田、岡野、西田、リベロ 藪崎、一松。センターに五間が帰ってきて、本来の布陣となった。
開始直後、相手スパイクを決められ、こちらのミスが続いていきなり0:4。最初のタイムアウト。和田のスパイクでようやく1:4と一矢報いる。レシーブ陣ががんばりラリーに持ち込むが決定打に欠け、相手にスパイク、フェイント、サービスエースを決められ、連続6失点。2:11とされ、やむなく2回目のタイムアウト。
小町バックアタックで3:12、岡野のクイックが決まり4:13。ここから小町のスパイクと相手ミスにも乗じて連続得点、7:14と追い上げる。さらに和田がバックアタックで嵩にかかったが、味方とぶつかって打ち切れず、逆に相手にスパイクを決められ、さらにブロックを喫して7:17とさらに点差が開く。和田のスパイクでサイドアウトをとるも連続して得点できない。相手のフェイントに足が動かず9:20。和田のブロックで1点返し、ラリーに持ち込んで粘るが、最後は攻めきれず、失点が続く。頼みの岡野のスパイクが決まらず、11:24。最後は相手エースにスパイクを決められセットを失う。12:25。
第二セット
スタメン同じ
和田決めて、五間のサービスエースで2:2。岡野が連続ブロックを決めて意気上がり5:3とリード。ラリ一を攻めきって6:5から、西田スパイクで8:7と、互いに点の取り合いが続く。果敢な和田バックスパイクがネットにかかり9:9の同点となるが、相手のサーブミスで再びリード。
西田に代え、満嶋をピンチサーバーに送る。小町スパイクが相手ブロックを破り11:9。さらにリードを広げるチャンスだったが、ここで満嶋痛いサーブミス。サーブ権が移った相手の好サーブに揺さぶられ、トスフェイントやスパイクを次々決められ、ついに逆転される。五間のスパイクミスで11:15となったところでタイムアウト。しかしミスの連鎖は止められず、連続9失点で11:18。それでも終盤、一松の好レシーブから小町、和田、西田、岡野のスパイクで得点を重ね、15:20と追い上げる粘りをみせたが、中盤の失点が大きかった。相手エースのスパイクを止められず、16:23。17:24からサーブ権を得るも、小町のサーブ失敗で、万事窮した。
【寸評】
東京農大はそれほど強さを感じないが、そつなく穴のないプレーをする。
リベロに一松が入ったことで、レシーブが良くなり、しばしばラリーに持ち込める展開になったが、東京農大に比べ決定力に欠けたため、最後は自滅してしまうパターンが目立った。
しかし、第2セットではこれから都立大の目指すバレーの形が少し見えた試合であった。
二日目も2戦2敗で、最悪の展開となりました。
最終日は11月21日に芝浦工業大学と対戦します。芝浦工業大学も全敗しており、はからずも最下位決定戦になります。
東京農大戦でみせた都立大らしさに磨きをかけて、最終戦は1勝を期待したいと思います。
(2021年10月24日)
コロナ禍で昨年春から中止が続いていたリーグ戦が10月24日から始まりました。
「東京都立大学」としては初めての公式戦です。
男子は今シーズン4部Bブロックに所属します。対戦する大学は、城西大学(幹事校)、東洋大学、流通経済大学、東京農業大学、芝浦工業大学の5校。初日は東洋大学と城西大学と対戦しました。試合の奮闘ぶりと結果をレポートします。
まず、メンバーを紹介します。
写真左から、( )内は背番号、学年、ポジション(敬称略)
五間健太(1、3年生、センター)ゲームキャプテン
和田幸村(2、1年生、レフト)
藪崎匡真(3、3年生、リベロ)主将
石原隆平(4、3年生、レフト)
小町大翔(5、1年生、レフト)
高井良駿一(6、1年生、セッター)
岡野紘太(7,2年生、センター)
満島克哉(9、1年生、リベロ)
関崎洸也(11、2年生、セッター)
一松佳希(12,1年生、ライト)
西田蒼志(1年生、ライト)左手中指骨折のためこの日は欠場
第一試合 vs 東洋大学 0:2(15:25、19:25)負
第1セット
スタメンは、前衛左から逆時計回りに和田(2)、高井良(6)、五間(1)、小町(5)、一松(12)、岡野(7)、リベロ藪崎(3)の布陣。
固さがとれず、いきなりサーブミスを連発、0:4から1:8と大きくリードを奪われる。和田のダイレクトアタックで2点目をもぎ取り、その後一松のライトアタック、五間のブロックで連続得点、5:10と挽回ムードになったが、相手にサービスエースを決められ6:12。タイムアウトを取る。
五間のブロック、小町のサービスエースで10:14と点差を詰めたが、和田のアタックが2本止められて、追い上げムードが挫かれたところで、追い打ちをかけるようにセッター高井良が続けてドリブルの反則を取られる。大きくジャッグルしたわけでもないのに厳しい判定。先に20点台に乗せられ、岡野のブロックで15:23まで追いすがるも、力尽きる。
第2セット
開始早々セッターのトスにまたドリブル判定、さらにサービスエースを決められ、2:6とされる。岡野、五間のブロックで5:8と盛り返し、小町の2本のサービスエースが続けて決まり、9:10と1点差に詰め寄る。しかし小町のバックアタックが止められ、再び10:13にリードが広がる。ここでタイムアウト。一息入れる。
再三のドリブル判定という不利な状況をなんとか踏ん張り15:18から、一松のサービスエースによって17:19に追い上げる。ここで相手がタイムアウト。
直後、またしてもドリブル判定を受け、リズムに乗れないまま18:22から連続失点。このセットも失って敗戦が決まった。
【寸評】東洋大学は上背があり、攻撃力の高いチーム。優勝候補の一角。
1年以上試合から離れていて、経験の少ない1年生の多い都立大では荷の重い初戦だった。会場の雰囲気にのまれたのか、サーブにもサーブレシーブにも失敗が目立ち、しかも首を傾げるような再三のドリブル判定が重なって、終始リードを許す展開になってしまった。それでもタイミング良いブロック、センターと両サイドへの早いトス回しなど次に活かせるプレーも見えた。
第二試合vs 城西大学 0:2(5:25、12:25)
第1セット
第一試合の再三にわたるドリブル判定の後遺症を考え、セッターを関崎(11)に代える。他のメンバーは第一試合と同じ。
いきなり五間がブロックを見事に決めて、1:1。幸先良い滑り出しと思われたが、交代したセッターのトスに慣れていないためか、思うようにアタッカーが決められず、次第にレシーブも乱れはじめ、ラリーをものにできないまま、ずるずるとリードが広がる。相手にサービスエースで、2:10と一気に点差をつけられてしまう。和田のレフト強打が決まり、サイドアウトとなるも後が続かず、4:14とされたところで、たまらずタイムアウト。
サーブレシーブが崩れ、相手のアタックに振り回され、完全に足が止まってしまい、なす術なく連続失点を重ねる。最後は完璧な時間差攻撃を決められて、5:25で落とす。
第2セット
セッターを高井良に戻して、2セット目に臨む。
相手セッターのこちらの布陣を見透かしたトリックプレー(二段フェイント)にまったく動けず、2:6といきなりリードを奪われる。和田のサービスエース、一松の巧みなライトアタック、小町のフェイントで7:9と食らいつくが、相手セッター再三の二段フェイントを決められるなど、ずるずると引き離され、7:13。たまらずタイムアウト。
リベロに満島(9)を投入。一松のブロックをはじくアタックで12:18とするも、レシーブからアタックへつなげるリズムが戻らない。相手強打を拾う五間のファインレシーブはあったが、全体に受身にまわってしまい、終盤2本続けて相手サーブがネットインする不運も重なって、連続失点。1点もとれないまま12:25でゲームセット。
【寸評】城西大学は、第一試合では東京農業大学にフルセットで敗れていた。攻撃力はあるが、波があり、緻密なプレーができていない点、付け入る隙はあるのではないかと思っていたが、こちらが悪すぎた。足が動かず、レシーブのファインプレーがなかったことが象徴的。時折決まるアタックは単発に終わり、連続得点ができないのはレシーブが安定しないからであろう。序盤から大量リードを許す展開で、プレーの立て直しができないまま、50分足らずで終わってしまった悔いの残る試合だった。
初日は固さがとれないまま、2連敗のスタートとなりました。
二日目は11月7日に流通経済大学と東京農業大学、最終日は11月21日に芝浦工業大学と対戦する予定です。
初日でうまくいかなったプレーを修復し、手応えのあったプレーはより精度を上げるよう、次の試合で立て直して欲しいと思います。
(21期 佐藤 恒夫)